シティの悲哀とイタリアン・ワイン

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th_Enoteca Da Luca_bannerEnoteca Da Luca, Guildhall   エノテカ・ダ・ルカ(ギルドホール店)

歩くだけで目の保養になる・・・シティはそんな歴史ある壮麗な建造物が多く残されている地区。細い道がクネクネと伸びて迷子になりそうになるのも一興。そんな一画に佇むハンサムなワイン・バーがこちら、Enoteca Da Lucaです。

オフィス街のビルに埋もれている・・・

オフィス街のビルに埋もれている・・・

ウェブサイトを見てみると、ロンドン市内にすでに5店舗を展開しているチェーンなんですね(うちシティ圏内に4軒)。そうとは知らず、素敵な外観とウッディで重厚なインテリアに惹かれて入ってみましたら・・

雰囲気

バー!という造りです。実は2部屋あって、もう一方の部屋の方が、よりバーという感じ。

思った通りインテリアもスタッフも素敵〜なのですが、イケてなかったのがバックグラウンド音楽。あられもないほどに安っぽいデジタルなポップ・ミュージックが比較的大きな音でかかっていて・・・なんと勿体ないことか。シティで働く若いイギリス人にターゲットを合わせているからなのかもしれませんが、それにしてもこれだけ雰囲気あるデコレーションに仕上げているのに・・・ミスマッチが残念。というシティならでは悲哀はありましたが、そこを除けば完璧なアフター5スポットでした^^

最近はどのレストランにもあるブラータ・チーズとトマトのサラダ。フレッシュで美味しい!

最近はどのレストランにもあるブラータ・チーズとオレンジのサラダ。フレッシュで美味しい!

右はスイカが美味しかったサマー・サラダ〜。

右はスイカが美味しかったサマー・サラダ〜。

まさしく会社帰りに一杯飲んで帰るのにふさわしいワイン・バー。シティには金融系ヤング保守層に向けた大型バーがいろいろありますが、ここはホッと落ち着ける木目調の内装がいい塩梅。オールド・ストリートから流れてきたアーティスト崩れのおじさまが間違って迷い込んでもなんとか粗相をしないで済むといった感じです。

右上はマグロのカルパッチョ。解凍具合はもとより、意味不明な甘いジェルなども散らされ、日本人にはピンとこなかった一品。左はポークカツの串刺し、ハーブ・ソース。カツは揚がりすぎで硬かったけど、イギリス人はこのくらいウェルダンなのが好きなのかも。ハーブ・ソースが非常に美味しかったです

右上はマグロのカルパッチョ。解凍具合はもとより、意味不明な甘いジェルなども散らされ、日本人にはピンとこなかった一品。左はポークカツの串刺し、ハーブ・ソース。カツは揚がりすぎで硬かったけど、イギリス人はこのくらいウェルダンなのが好きなのかも。ハーブ・ソースが非常に美味しかったです。右下が別の部屋にあるバー。

おつまみ類は概して美味しく、粒ぞろいのイタリア・ワインと合わせて楽しい会話に花を咲かせるには十分。もちろん今どきの小皿料理レストランのようなきめ細やかな味というわけにはいきませんが、質の高いワインとおしゃべりがメイン・イベントであれば全く問題なし。反対に驚いたのは、デザートにも力を入れていたことです。

デザートのクオリティが意外に高かった。

大味ではありますが、クオリティは悪くないです。左はチョコレート・ケーキ、右がセミフレド。

界隈にこういう雰囲気のバーがあるかどうか。あまり見かけないので、貴重な大人のバーだとは思います。バックグラウンド音楽が日によって変わればなおよし。あるいは朝食の時間からオープンしているので、パワーブレックファストにはピッタリなのかも ^^

10-12 Basinghall Street London EC2V 5BQ

店名Enoteca Da Luca, Guildhall
最寄り駅Moorgate / Liverpool Street / St Paul’s
住所10-12 Basinghall Street London EC2V 5BQ
電話番号020 7600 2161
営業時間月〜金 8:00 – 22:00
URLhttps://enotecadaluca.co.uk
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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年に「あぶそる〜とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。あぶそる〜とロンドンが選ぶ『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)を2018年に上梓。

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