いよいよ春本番ですね。先日のことですが今年こそ満開のブルーベルを見るぞ!とケントにあるナショナルトラスト所有のエメッツ・ガーデンに行ってみました。こちらのガーデンは春の球根やブルーベルの群生が見れることで有名です。ガーデン到着後さっそくウッドランド・ウォークのエリアに行ってみました。森の中を歩いていくと、芽吹き前の落葉樹の下一面ブルーに染まっている景色が目に飛び込んできました。森の中のブルーベルの開花率は8割くらいで満開間近な印象を受けました。大満足な開花具合です♪
ブルーベルの季節を楽しみにしているイギリス人って多いんでしょうね。子供連れのご家族が多く、大人も子供もウキウキしているのが手に取るようにわかります。こうやって子供時代に親や祖父母に連れてきてもらった思い出が大人になってもずっと残っていて、自分が親になったときに子供を連れて行こうって思うんでしょうねぇ^^。ブルーベルをバックに撮影大会をしてるお母さんたちもいました。撮った写真はきっと大切な思い出の品になるでしょう♪お子さんがいらっしゃるご家庭にぜひ行って頂きたいガーデンです。子供たちが反抗期に入ったらぜひここで撮った写真を見せてあげましょうw
白樺の白い幹と真っ青な空、地面には無数のブルーベルの群生。圧巻です!比較的めずらしい白いブルーベルも少しだけ見かけました。イングリッシュ・ブルーベルは外来種のスパニッシュ・ブルーベルにおされ気味で、ロンドンの街中で見るものの多くはスパニッシュ・ブルーベルかイングリッシュとスパニッシュの交雑種が多い気がします。といっても、あちこちを歩き回って調査したわけではないんですけどね^^;。ちなみにイングリッシュブルーベルは落葉樹の林の中に自生することが多く、葉が細めで花茎は垂れ下がり、花が茎の一方に偏ってつくようです。一方スパニッシュは葉がやや広めで日向にも強く花茎が比較的しっかり立ち花が四方につきます。花粉は遠くまで飛ぶそうで、あちこちでスパニッシュとイングリッシュの自然交雑が起こり結果としてイングリッシュ・ブルーベルが減っているそうで、一部の愛好家から危惧の声があがっています。
この時期はブルーベルが楽しめるウッドランド・ウォークのエリア以外に、カメリア、マグノリア、シャクナゲ、ツツジなどお花を楽しめるシュラブがあるノース・ガーデンやサウス・ガーデンのあたりもお勧めです。まだ水仙もたくさん咲いていました。こちらのお庭とお屋敷のオーナーだった方が植物の愛好家だったそうで、ワイルド・ガーデンを広めた著名なガーデナーの影響を受けているそうです。
自然の姿を生かしたガーデンデザインですが、オーナーの奥様のために作られた小さなローズガーデンだけはフォーマルスタイル。ローズガーデンに置かれているベンチに座ってみると、ローズガーデンの後ろにワイルドフラワー・メドウが広がり、その下に広がる周囲の景色も一緒に眺めることができます。ローズガーデンの横にはチューリップが一面に植えられていたエリアがあったのですが、そちらはまだまだこれからといった感じだったので、開花は4月最終週くらいからかな?と思いました。間違ってたらすみません^^;
小さなロックガーデンもあり、エリスロニウム、プルサティラ、原種チューリップなどが開花していました。別のエリアにはまだまだ開花前のブルーベルの群生もありました。今後の天気にも左右されますが、今年のこちらのガーデンのブルーベルのピークは今週と来週だと思われます。多分5月上旬までブルーベルが楽しめそうです。ブルーベルのシーズンは駐車場とカフェが大変混み合うのでご注意くださいね。雨が続くと駐車場の一部が使用禁止になることもありますし。カフェの列に並ぶのが嫌な場合はお弁当を持ってピクニックするのもいいですね。ただし晴れの日に限りますが。
ガーデン名 | Emmetts Garden |
住所 | Ide Hill, Sevenoaks, Kent, TN14 6BA |
電話番号 | 01732868381 |
営業時間 | 公式サイトにてご確認下さい |
URL | http://www.nationaltrust.org.uk/emmetts-garden |
★情報は2016年4月時点のものです。事前に必ず公式サイトで詳細を確認してからお出かけ下さい。