Sir Harold Hillier Gardensのウィンター・ガーデンへ

この時期はウィンター・ガーデンが有名な庭園を探して行くことが多いのですが、1月頭にハンプシャー州にあるSir Harold Hillier Gardensに行ってきました。こちらは四季を通じて年中楽しめるガーデンですが、気づいたら毎年冬に行ってます。2014年にウィンター・ガーデンが拡張され4エーカーほどあるそうです（ガーデン全体は180エーカー）。入口すぐにバークの色合いがきれいな低木が目に飛び込んできます。ヘレボラス（クリスマスローズ・レンテンローズ）がかわいい花をたくさん咲かせていました。

樹木の葉が落ちて緑が圧倒的に減ってしまう冬ですが、それだけに樹形や樹皮の美しさがひと際目を引きます。ウィンター・ガーデンの定番、真っ白い樹皮の白樺、赤・黄・オレンジ、黄緑、黒とバラエティに富んだ色合いがカラフルなコーナス、レッドブラウンのバークがなんとも美しいチベタン・チェリー、白い枝がきれいなブランブルなどが効果的に使われています。樹皮のきれいな落葉樹と常緑樹や冬に開花するシュラブとのバランスが素晴らしい。

お花が少ない時期ですが、それでも庭のあちこちできれいに開花する姿を楽しめました。冬に開花するハマメリス、サザンカ、シクラメン、ヘザー（ヘザー・ガーデンもあります）などに加え、気の早い水仙が彩を添えていました。2月以降にはスノードロップや早咲きのミニ・アイリス、プシュキニア、ムスカリなどの開花が始まることでしょう。楽しみですね！

お花や樹皮を楽しむのもいいですが、グラス類や葉っぱのきれいな常緑の植物も見事です。冬も楽しめる庭づくりを考えていらっしゃる方には参考になるガーデンの一つだと思います。クリスマスとボクシング・デーを除いて毎日営業してるのもうれしいところ。冬になるとクローズしてしまうガーデンも多いですもんね。天気の良い日にドライブがてら行ってみるのもいいですよ♪

★情報は2017年2月時点のものです。事前に必ず公式サイトで詳細を確認してからお出かけ下さい。