クリスマスローズの誘惑♪

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Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


冬の間に庭仕事をさぼってしまい、2月にバラの育ちすぎた枝を電気のこぎりで切り倒し、剪定・誘引を大慌てですませ、多年草の枯れた株を切り倒したり、肥料をあげたり、種まきしたり、なんだかんだで大慌ての早春を迎えております。気づいたらバラやクレマチスの芽が動き始め、多年草の葉っぱも出てきたりと焦りましたが、何とか最低限の仕事を済ませほっと一息。来年こそちゃんと早めにやるぞと毎年同じ反省をするのです・・・。まぁそんなことはよいとして、今日ご紹介するのは花の少ない冬から春にかけて開花するクリスマスローズです。一度育てだすとその繊細で可憐でありながら華やかな美しさに虜になってしまう人が多数!うちでもいろいろ育てたり、交配させてできた種を育ててみたり、毎年楽しく育てています。先日お邪魔したお庭のクリスマスローズがあまりにも素敵だったのでたくさん写真を撮ってしまいました。

Feb2017g1本来クリスマスローズとは白いシンプルな花が咲くHelleborus nigerを指しますが、市場ではその仲間であるその他のHelleborusやその交配種もクリスマスローズと総称として使われることが多いので、今回の記事でもクリスマスローズと書かせていただいています。花の色や花びらの数も様々、スポットやピコティーが入ったりとプロや愛好家によって作り出された園芸種は無数に存在します。日本のナーサリーの方がイギリスの有名なナーサリーまで買い付けにきているところに遭遇したことも。イギリスでもそうですが日本でも毎年素晴らしい品種が紹介されていて、ついつい購買欲に火がついてしまいます。どうですか、写真を見てるとほしくなりませんか?

Feb2017g2実はこの日の目的はスノードロップを見ることだったんです。2月半ばで8割方開花してました。個人のお宅なのですが30年以上かけてここまで増やしたそうです。いろんな品種があってラベルを見ながら一つ一つの品種を確認するのも楽しいです。素人の私にはわからないような小さな違いだったりして品種が異なることに気づかないことも多いのですが。スノードロップの愛好家には多くの品種をコレクションしている熱心なマニアの方がいて、珍しい品種は驚くほどの高額で取引されたりします。黄色っぽい色合いだったり、マークの入り方が変わっていたり、葉が大きかったり細かったり、花や株の大小の差があったりと、こちらも品種は無数。私は安めのちょっと違った品種をたまに購入したりするだけですが。この日のセールでは特別変わった品種は見つけられなかったのですが持っていない品種を3種類ほど購入してみました。

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お庭にはクリスマスローズとスノードロップ以外にもたくさんお花が開花していました。キバナセツブンソウ、ツバキ、アネモネ、アイリス、水仙、シクラメン、クロッカスなどなど、どれもきれいに開花していて蜂が忙しそうに飛び回っていました。かわいい蜂の姿を見かけるとガーデニングシーズンが本格的に始まった気がしてなんだか嬉しくなってきます。こうやってきれいなお花を咲かせてくれるのを見てると、がんばった分だけ自然からご褒美をもらっているような気がします。さぼってないで今年は庭仕事がんばらねば!!皆さんも本格的なガーデニングシーズン到来を楽しんで下さいね!

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About Author

在英20年、ロンドン郊外の自宅の庭で節約とリサイクル・無農薬をテーマに土いじりに奮闘、花や木、ハーブ、野菜や果樹などいろいろ挑戦中。3年間のカレッジ生活を経て園芸とガーデンデザインの資格を取得。フラワーショーや造園現場の通訳・コーディネイト、デザインや園芸相談、メンテナンスサービス、ガーデンガイド等10年ほどやってます。庭と旅とお笑いをこよなく愛する植物オタク。ここ数年家族の闘病等でガーデニングもブログもサボってました(;^ω^)ぼちぼち復活できるかな?ブログ「イギリスの片隅で庭仕事」http://gardenuk.blog.fc2.com/もそのうち復活する予定。

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