ガットン・パークで早春の散策

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Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


寒い日が続く2月ですが、冬の間クローズしていたガーデンが徐々に今年の営業を始めています。2月上旬にオープンしたサリー州ライゲートにあるガットン・パークに早速行ってきたのでご紹介します^^。ガットン・パークは毎年2月から10月までの間、毎月第一日曜日に一般に公開されています。しかしそれ以外にもイベントなどで特別に公開されることがあります。今月はスノードロップ・タイムということで、2月11日(日)~2月16日(金)、2月18日(日)、2月25日(日)にオープンする予定です(悪天候でクローズすることもあるので事前に要確認)。スノードロップの開花状況ですが、2月頭に行った時は開花が始まった所でした。おそらく2月中旬から後半に満開になるのではないかと思います。ロックガーデン手前の斜面にはヘザーが満開で一面をピンクに染めていました。スノードロップの数は決して多くはありませんが、早春の散策を楽しめました。

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ライゲート・ヒルの上部に位置しているので周囲の眺めは最高です。多くの風景式庭園を手掛けたランスロット・ブラウンによって18世紀半ばに改修されたパークランドには、3つのレイクと蛇行するカナルが造られました。彼の特徴でもあるナチュラルな植栽とシンボルツリー的なレバノン杉。自然の中を散策するのがお好きな方におすすめです。丘の上にあるガットン・ホールは修復中で今年の秋までかかる予定だそうです。

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大きな落葉樹の下にはキバナセツブンソウが一面に咲いていて見事でした。ロック&ウォーター・ガーデン周辺の林の中には色とりどりのクリスマスローズ開花していました。スノードロップも開花が始まっていて、満開になればさらに見ごたえがありそうです。岩の周囲に植えられた多肉植物エケベリアとスノードロップの意外なコンビネーションも。大きく育った沈丁花が満開で辺り一帯に甘い香りを漂わせていました。

2018_Gatton_5こちらには1909年に造られた日本庭園もあります。当時のこの敷地の所有者は東洋に魅了されていたそうです。この時代にはイギリス各地で日本庭園が造られましたが多くの庭園が荒れて消えていきました。こちらの庭も同じ道をたどっていたのですが、1999年にチャンネル4シリーズの「ロスト・ガーデン」という番組で取り上げられ、復元されたそうです。私たち日本人の知る日本庭園とは違うかもしれませんが、当時異国の地であった日本の庭園にあこがれを抱いた人たちがいるという事実がとても嬉しく思えますよね。今でも修復は続けられていて去年修復されたばかりの赤い橋がとても綺麗でした。まだまだ修復すべきところはあると思いますが、ボランティアの方々が頑張って下さっているので、今後ますます素敵なスペースになっていくことと思います。

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ガーデン名 Gatton Park
住所 Gatton Park, Reigate, Surrey RH2 0TW
電話番号 01737 649068
営業時間 詳細はこちらをご覧下さい
URL https://www.gattonpark.com/index.html

★情報は2018年2月時点のものです。事前に必ず公式サイトで詳細を確認してからお出かけ下さい。

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About Author

在英20年、ロンドン郊外の自宅の庭で節約とリサイクル・無農薬をテーマに土いじりに奮闘、花や木、ハーブ、野菜や果樹などいろいろ挑戦中。3年間のカレッジ生活を経て園芸とガーデンデザインの資格を取得。フラワーショーや造園現場の通訳・コーディネイト、デザインや園芸相談、メンテナンスサービス、ガーデンガイド等10年ほどやってます。庭と旅とお笑いをこよなく愛する植物オタク。ここ数年家族の闘病等でガーデニングもブログもサボってました(;^ω^)ぼちぼち復活できるかな?ブログ「イギリスの片隅で庭仕事」http://gardenuk.blog.fc2.com/もそのうち復活する予定。

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