第5話 ミニマリストはモノの数ではない?!

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minimalist


Chapter1.5

ミニマリストはモノの数ではない?!

閑話休題。
第1話2話で「ミニマリズムとはいったい何ぞや?」ということを、かなりざっくりと説明してみましたが、まだまだ分かりにくいかもしれません。この単語から連想されるものはその人にとって様々のようです。

元の意味であるデザインやインテリア、ファッション、建築、音楽などのスタイルを指している場合もあれば、シンプルさをきわめたライフスタイルのことを指すこともあります。単にモノをあまり持たないこと、または片付けや節約ライフのことをミニマリズムと呼んでいる場合もあります。

なので私がここで紹介していきたいミニマリズムについてもう少し説明させてくださいね。

わたし自身はミニマリズム=エッセンシャリズムと考えています。

物質だけにこだわらずその人にとって余計なモノを取り除く=人生に大切なモノが際立ってくる。そしてその人の人生のエッセンス(本質)がはっきりと見えてくるということです。

その人によって程度はありますが、身のまわりにあるモノを物理的に、そして気持ち的に手放していくことでその人の真の人生が始動するんじゃないかと、大げさかもしれませんが感じています。

一部のお金持ちの趣味でもないし、味気ない貧乏暮らしのことでもない。

ただ、余計なモノを省いたり、取捨選択する作業ってかなり疲れるものです。引っ越しを考えてもそうですがひと仕事ですよね。

そして多くのヒトがモノ(=周りの環境)に対して思ったよりいろんな意味を与えているので、手放すのをためらわれる場合も多い。「高かったから」「もったいないから」「また使うかもしれないから」「将来使うつもりだから」「思い出があるから」「家族から受け継いだから」「お金がいいから」「長いおつきあいだから」「義理があるから」…きっと心当たりがあるのでは。

そうかといって「何もかも捨てて仙人のように生きろ」 的なライフスタイルでもないのです。まず現実的でないし、そんなのつまらなそう。

自分がやっていいこと、いけないことを厳しく制限して目くじらたてる必要も、他人の持ち物の数にイライラする必要もありません。

だって、そんなのつまらないです。

たとえば自分や家族の靴下の数に目を光らせながら生活するなんて、自分から檻に入ってその番人になるような、馬鹿げた行為ではありませんか?

人生には靴下の数を数えるよりもっと大切なことがあるはずですもんねー。

そう、ミニマリズムはモノを越えたところにあるんです。

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写真はロンドンのお隣ケント、ウィツタブルの海岸の日没後。太陽が沈んでからの30分ぐらいの光が一番きれいといつも思います。 皆さま素敵な2017をお迎えください!

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写真家&ライター。東京で広告制作・編集と撮影の仕事を経て2003年渡英。フリーランスで活動中のアーティスト。ロンドンをベースにアーティストや作家をモデルにした絵画的なテイストを持つポートレート制作などを行う。英国をベースとしたエキシビションを開催。日常系ミニマリズム研究家。「あぶそる〜とロンドン」編集長、江國まゆ氏と共に2018年に『ロンドンでしたい100のこと(自由国民社)』(執筆&撮影)、そして2020年には『レス・イズ・モア 夢見るミニマリストでいこう。』を出版。

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2件のコメント

  1. アバター画像

    必要と世間で言われているもの、必要かもしれないものを追いかけて迷走してしまう私たち。
    ミニマリズム思考は自分に真に必要なものを見つける助けになるのかも♪

  2. アバター画像

    とっても考えさせられるメッセージ・・・!! 本当に、自分に必要なものだけが周りにあればいいんですもんね。素晴らしいメッセージをありがとうございます!

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