第22話 パッキングパーティQ&A

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minimalist


Chapter 3.4
パッキングパーティQ&A

3部にわたって紹介したミニマリスト・デビュー・プロジェクト「パッキングパーティ」。今回はコメント&質問をいただいた中から、特に多かった2つの質問について取り上げてみたいと思います。

「やっぱり大変そう、別の方法はある?」
パッキングパーティは分かりやすい方法ですが<ステップ1>が難関。一気に環境を変えるぶん効果も大きいけれど、そもそも始められないのでは意味がありませんよね。

もちろんコツコツ片付けを進めるのもオッケーですし、その方が合っている方もいます。でも地道に始めてみたものの途中で目的を見失って挫折してしまった…というのもよくあることです。

そんな方のために、気軽に楽しく始められる方法として、世界中のミニマリストたちのオンライン・コミュニティで人気の「ミンズ・ゲーム(ミニマリスト・ゲームの略)」をご紹介します。これは友人同士やカップルでペアを組み、月初め1日に1個、2日は2個、3日は3個…と日付と同じ数の不要品を探し出し処分(売る・寄付する・捨てる)するというもの。15日には15個、16日には16個…と日数が経つにつれ難易度が上がります。月末までやり遂げた方が勝ち。負けた方が何かおごるというルールにしたら、さらにやる気が出そうです。負けた方も片付けが進むという特典付き。

もし身近に勝負相手がいないのならこのコミュニティに飛び込んでみましょう。インスタグラム、ツイッターなどのSNSのハッシュタグで#MinsGame (=ミニマリスト・ゲーム)を検索すると、世界中のミニマリストたちの奮闘ぶりを画像で見ることができます。ハッシュタグ付きで写真を投稿するだけなので簡単。ミニマリスト仲間が声援を送ってくれるかもしれませんよ。

minsgame

インスタグラムの「ミニマリスト・ゲーム」投稿例。この方はママで栄養士。本日の処分品を1ヶ月にわたって投稿しています。撮り方が可愛いですね。

「家族で意見が違う場合はどうすればいいの?」
自分はミニマリストになりたいのに、相棒がコレクターで散らかし屋。モノを処分することに相手が大反対。お互いミニマリスト的生活を送りたいと考えているけど、その度合いが違う。子どものおもちゃを処分したら大騒ぎになりそう…どのケースも悩ましいですよね。カップルや夫婦だと「自分がこんなに頑張っているのに何だよ〜!」とケンカになってしまうこともあるかもしれません。

こんな場合、腹を立てたり相手を説得するのはあまり効果的ではありません。

まず、ミニマリズムを取り入れようとしているのは「自分」であることを再確認してみてください。ちらかし・溜め込み屋の家族やパートナーでもないし、好きなおもちゃに囲まれて幸せに暮らしている子どもでもないことを忘れていませんか?
淡々と、自分の範囲で不必要なものを手放していきましょう。その中には「相手もやってくれるはず」と期待する気持ちも含まれているかもしれませんね。


あなた自身が
変化を恐れる気持ちと向き合って、物質的・精神的な足かせから自由になることが一番大切です。自分が変わっていくことで「おや?」「なくても大丈夫…かな?」「私もやってみようかな…」と周りが感じてくれたらラッキー、ぐらいの気持ちでいきましょう♪

もし家族の協力をもとめたければ「協力して!」と要求したり説得するよりも「この部屋をすっきりさせて、前から習いたいと思っていた楽器を置くスペースと資金を作りたい。処分できるものはある?売ってもいいものはある?」と具体的に、かつ質問形式でお願いしてみると相手も行動しやすくなります。

仕事と片付けに追われて子どもとゆっくり過ごす時間がないと嘆いているお父さん、お母さんなら「片づけやそうじがラクだと助かるな〜。一緒にやってくれない?これ、運んでくれる?」と家族全員のアクティビティにするのはいかがでしょうか。
例えば土曜日の朝30分だけ、15分だけ、みんなで協力してみる。完成度はあまり気にせず、終わったらみんなで美味しいランチを食べる。1人だけが不満たらたらでやる必要はないのです。

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About Author

ネモ・ロバーツ

写真家&ライター。日本で広告制作と撮影の仕事に関わったのちロンドンへ。在英邦人向け週刊誌での仕事を経てフリーランスに。ミニマリズム研究家。グルメやオーガニック食などに関するトピックにも目がなく、2013年にはロンドンでアーバン・フォリジング・ワークショップ&講演を行っている作家ケリ・バックマスターとともに、都会における野草採集と英国の多国籍ベジ・カルチャーについて紹介するユニークなレシピ本『Street Food −Urban Foraging and World Food』を出版(撮影)。 不定期ブログ:nemoroberts.wordpress.com

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