沖縄南部うまいもの巡り

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初沖縄。内地出身だが沖縄に長く住むグルメな友人夫婦に連れられ、二泊三日のうちに信じられない量の沖縄の味を堪能w ここではそのハイライトをご紹介しよう。旅友は当ブログのバナー・デザイナーであるちまめ嬢

メンソーレ的な居酒屋として連れて来てもらったのが、沖縄料理の「ぱいかじ」上之屋店。ここは三線の生演奏あり、琉装美人さんとの写真撮影ありと、観光客が喜びそうなサービス満載だが、料理の味より何より、伝統的な建物の佇まいがよい!

情緒あふれるサイド・ガーデンに胸キュン

情緒あふれるサイド・ガーデンに胸キュン

ゴーヤーちゃんぷる〜からラフテー、タコ天、島らっきょうに海ぶどう、そして泡盛。沖縄料理の基本を赤瓦の民家でいただける沖縄料理入門編として最強。

民家に招かれたような造りがよい。沖縄にゃーも可愛い☆

民家に招かれたような造りがよい。沖縄にゃーも可愛い☆

めんそ〜れ沖縄♪

めんそ〜れ沖縄♪

続いては沖縄そば! 沖縄歴が20年近いY氏によると「ここがいちばん!」という浦添の老舗「てだこ」。

左上から反時計回りに沖縄そば、野菜そば、ソーキそば、店の外観、黒米入り冷やしとろろそばを混ぜたところ、混ぜる前

左上から反時計回りに沖縄そば、野菜そば、ソーキそば、店の外観、
黒米入り冷やしとろろそばを混ぜたところ、混ぜる前

ソーキそば、沖縄そばといった基本形は他の人にまかせ、黒米入り麺の色にヘルシーさを感じる冷やしとろろそばに挑戦。手打ち麺がとにかく絶品。試食させてもらったスープ麺もうまいし、さすが老舗の貫禄。

次は沖縄の天ぷら! モズクの天ぷらが名物だというので、これまたY氏おすすめ奥武島にある天ぷら屋さん「大城てんぷら店」へ。

オーダーは紙でどうぞ。買った後にスコールが来て、車の中ではふはふ食した。これもまた一興

オーダーは紙でどうぞ。買った後にスコールが来て、車の中ではふはふ食した。これもまた一興

いや〜、モズクの天ぷら、初めて食べたけど、衣が分厚くもっちりした食感の中に磯の香りがする食べ応えのあるスナック。本土の天ぷらとは全く違うシロモノで食感としてはさつま揚げとフリッターの中間みたいな感じか? 一つ60円で地元の人も日常的におやつとして食べる沖縄流ファーストフード。

B級グルメと言えばタコスも忘れてはならない。ある日の朝は、朝食後のおやつにw評判のタコス専門店「メキシコ」へ。

ここはインテリアが面白かった。タコス以外のものも食べてみたい

ここはインテリアが面白かった。タコス以外のものも食べてみたい

やはり皮がモチモチしていて、ミートもサルサ・ソースも旨い! 4つセットで一つが小さいのでお腹がすいてなくてもペロリと美味しくイケてしまうキケンなスナックだ。

食に興味があるならここを見ねば!というわけで連れてきてくれたのが「牧志公設市場」。那覇の台所である。

沖縄の食文化を一望しよう☆

沖縄の食文化を一望しよう☆

海産物から肉、スパム缶、さんぴん茶まで沖縄の食を知るのに手っ取り早く、興味の尽きない市場だ。上の写真右側は平田漬物店という名物店で、この日、大将はおられなかったようだが若いお兄さんがたくさん試食させてくれたのでたくさん買って帰ってしまった ^^ 島らっきょうの漬物が旨い!

昭和にタイムスリップ☆

昭和にタイムスリップ☆

上の写真左下は、コーヒースタンド小嶺。Y氏は市場に来たら必ずココの「冷やしレモン」を飲むという通である。冷やしレモンといえど、れっきとしたシークワーサー・ジュース、なのだそうだ。市場周辺は郷愁を感じる店が多い・・

夜はお洒落な居酒屋「浮島ガーデン」へ。

古民家を改装した店舗は雰囲気抜群

古民家を改装した店舗は雰囲気抜群。ヴィーガンの浮島ガーデン・タコライスは名物とか

店内に足を踏み入れて、「わぁ♡」。こういう店が超好みの私としては、ちょっと感動♪ この時点で、何の店なのかはよくわからず。注文をすませて料理が運ばれてきて、初めて皆「あれ、ここはベジタリアンの店!?」と気づく始末(爆)。連れてきてくれた友人夫婦も知らなかったというw

左上から時計回りにお味見に最適の前菜プレート、すぐきのおひたし?、雑穀ギョーザ、無農薬島やさいのバーニャカウダ魚フライ見立てのタルタルソース、黒米入りおにぎり

左上から時計回りにお味見に最適の前菜プレート、すぐきのおひたし?、雑穀ギョーザ、無農薬島やさいの
バーニャカウダ、魚フライ見立てのタルタルソース、黒米入りおにぎり

この料理たち、ぜーんぶ、大半が無農薬の安心野菜で作られたヴィーガン食なんですな。しかも、その美味しさに悶絶。で、店名を聞いて、ちょっと思い当たる節があった。そういえばロンドンのヴィーガン食についてリサーチしているときに、たまたまヒットしてウェブサイトをのぞいた記憶が・・・。すでに縁があったみたい ^^

ロンドンにはいくつかヴィーガンの店があるけれど、正直、このレベルには達しているかどうか。今回、『歩いてまわる小さなロンドン』の7刷にあたってお店を入れ替えたとき、チェルシーにある「Tanya’s Cafe」を取材、そこの料理はかなり美味しいと思った。しかしヨーロッパ的なトレンドを取り入れたメニューで系統がぜんぜん違う。浮島ガーデンは、あくまで日本のレストランで置かれているような基本メニューを取り入れたヴィーガン料理作りに取り組んでいる。次回沖縄に来たときも、行ってみたいなと思わせる店であった。

沖縄と言えば「あめりかー」の文化は無視できない。外人住宅街が店舗に改装された浦添の一角には、飲食店、雑貨屋さんがぎっしり。中でも友人gaff-chubbちゃんのおすすめは天然酵母パンの「ippe coppe」と絶品タルトの「オハコルテ」港川本店☆

こだわりのパンとクラフトの店♪

ippe coppeはこだわりのパンとクラフトの店♪

ippe coppeは売り切れ御免の超人気店とかで、ポストハーベストしていない国内産小麦と天然酵母で作るパンが安心。作家さんによるクラフト作品も味があるものが多く、小さな店ながら楽しみながら買い物できる。

いかにも〜という可愛らしさを強調した日本らしい店内

スイーツ好き女性層をターゲットに可愛らしさを強調したオハコルテ。右下はレモンケーキ、しっとり美味しい☆

オハコルテはフルーツ・タルト専門店。ぎっしりとフルーツがのっかったサクサク生地のタルトやしっとりレモン・ケーキ、バタークリームをサンドした旅するタルトサンドなどがうちなーんちゅのスイーツ生活を彩っている。

ふる〜つっ

ふる〜つっ

外観も凝りまくっているオハコルテ

外観も凝りまくっているオハコルテ

旅するタルトサンドはおにぎり型レーズンサンドだ

旅するタルトサンドはおにぎり型レーズンサンドだ。持ち帰り用のボックスも凝ってる

一日5食から6食の勢いで食べに食べまくった二泊三日w   ここで紹介した以外にも、いろいろなお店やバーに連れてってもらった。沖縄食文化の懐深さとダイナミズムにこれでもかと触れることができたのは、素敵なY&gaff夫妻のおかげです。スペシャル・サンクス!!

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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2件のコメント

  1. アバター画像

    GAFFちゃん☆きゃいーん、ありがとう! ぜひぜひ次回を楽しみにしてます♪ 意外と近かった沖縄・・・またすぐに行きたいなぁ。あんなところに住めるなんて、やはりいいよね〜。

  2. ステキな記事になっていて感激です〜♪
    私たちもとっても楽しい時間を過ごせました。
    まだ一緒に行きたいところ、たくさんあるのでまた遊びに来てくださいね!

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