もっと外の世界を見てみたいと思ったとき、「国外へ出てみる」という選択肢は魅力的ですよね。私自身、それで大きく目を見開かされましたから。
私がロンドンに来たきっかけも多くの人と同じように、語学留学して英語を学ぶことでした。もともと日本でも外国人と交流することは好きで、個人経営の小さな英会話教室に細々と通っていたのですが(笑)、「現地に行ってみねば!」という思いが募り、思い切って外に出てみることにしたのです。25歳のときでした。
理にかなった “本物を体験” する大切さ
日本人が海外に出るとき、語学学校は最も頼もしく力強い受け入れ先だと思います。
なぜって、いろいろな国籍の友達ができて交流の輪が広がっていくだけでなく、慣れない現地の情報を親切に教えてくれるスタッフが勢揃いしているのですから。そこは語学を学びつつ異なる文化を経験し、新しい仲間を作る絶好のチャンスを提供してくれる場所。言わば、もっと大きな世界へと通じている扉です。
持論ですが・・・よほど日本で英米の音楽を聞き込んだり映画を観まくったりしている人でない限り(←こういう人は、現地に来ると自然になじんでしまいます ^^ )日本人にとってスピーキングの上達って国内にいるままだと難しいなと感じます。やっぱり現地の人々が使う生きた英語を吸収するのが手っ取り早いんですよね。生きた本物の英語環境に身を沈める――それだけで、感性が開いていきます。
先日、ある方と知り合いになって、ウォータールーにある「EF(Education First)」という英語学校のことを教えてもらいました。話を聞きながらそのときピンと来たんです。ここは日本人が語学留学するとき、ドンピシャな学校なのかもしれないと。
一度来てみたら? ということになって、早速お邪魔してみました ^^
ウォータールー駅ってロンドンの中心部にあるのですが、じつは昔のままの下町情緒を残している雰囲気あるエリアなですよね〜。おすすめカフェもけっこうあります。そんな住宅街の中に、こつ然と現れるのが、このグレードIIリストの歴史的建造物です。そう、ここがEFロンドン校なのです。語学学校なんですよー。めっちゃ素敵ですねw 私がかつて通っていた語学学校とはひと味もふた味も違います ^^;
“旅で学ぶ” コンセプトの元祖
EFって私が語学学校を探していた20数年前にはまったく知らなかったのですが(汗)、創業は1965年とのことなので、すでに確立された学校だったのですね。そして当校のミッションはなんと、「教育を通じて世界への扉を開く」です。
創業者はスウェーデン人のバーティル・ハルト氏。難読症で子供の頃から読み書きが苦手だったそうです。その彼が成長して旅行でロンドンに来たところ、すらすらと英語が分かるようになって(!)びっくりしたそうです。そんな自身の経験を元に生まれたのが、「語学は現地で学べ!」という哲学。そしてその哲学を形にしたのが、「語学旅行」でした。
旅をして語学を学ぶというコンセプトは、「本物を体験する」ことがいかに大切かという理念に基づいています。現地で生きた英語に接することで、あきらかに習得は早まります。今でこそ体験型学習は業界の主流かもしれませんが、1960年代前半から提唱されていたのですから先見の明があったと言わざるをえません。このコンセプトはその後、いっそう磨きがかかり、語学学習、修学旅行、異文化交流といった分野で体験型学習を取り入れ、EFは全世界に広がっていったそうです。今やその活動は世界116ヵ国にまで及んでいるとか!
一流大学との提携で生まれるメソッド
イギリス留学ではロンドン以外に、オックスフォード、ケンブリッジ、ブライトン、マンチェスター、ブリストル、ボーンマス、イーストボーンなどに学校があるそうです。人気のリゾート地が多く含まれていますね ^^
各校にはほんとうにいろいろな国籍の生徒さんがいるので、異文化交流には間違いなくぴったりとのこと。日本から突然来るのが不安という方もいると思いますが、申し込んだコースによっては事前のネイティブ教師による英会話研修が含まれているので、現地に来ても違和感なくスムーズに入っていけます。
教科書はオックスフォード大学やハーバード大学など一流大学とのパートナーシップから生み出されます。自社制作しているのでアップデートのサイクルも早く、常に最新のメソッドが生徒さんたちに還元されるというシステムなんだそうです。授業ではプレゼンテーションで発表したり、パソコンを使ってラボ授業をしたりと多角的な方法を用いるので、個性の違う生徒さんでも必ずぴったりの学習法が見つかるとのことです。
このあたりは、じつに実践的な教育で知られるスウェーデン発祥の語学学校ならでは。EFはスウェーデンの自治体と提携して、 iPadを使った効果的な学習法を研究したりと、テクノロジーを駆使したメソッドの開発に余念がないのだそうです〜。
英語の上達具合は、全校共通して検定試験の点数ではなく、実際の生活により沿ったCEFL(セファール=ヨーロッパ言語共通参照枠)で測るので、こちらも実質本位ですね。
社会人にもやさしい、課外アクティビティが充実!
さて、ウォータールーにあるロンドン校は16歳以上の生徒さんを受け入れており、25歳以上の社会経験のある生徒さんとはクラスを別にしているそうです。つまり年代別のクラス編成なんです。
実際に小規模の語学学校で学んだ人なら分かると思うのですが、年代や社会経験がかけ離れている生徒が同じ教室にいると、ディスカッションがまったくちぐはぐだったり、話題に共通点がなかったりしていまひとつ盛り上がらなかったりするのですが(笑、年上生徒による年下生徒への説教が始まったりしてw)、EFでは同年代の人と学べるのがとても楽しそう♪
しかもミュージカルを楽しんだりストーンヘンジに行ったりシャードに上ったりボーリングで競ったりサルサを踊ったりパブで飲んだり美術鑑賞をしたりテムズ川クルーズに興じたりといった課外活動まで、しっかりと面倒みてくれるのです! すべての体験が経験値となり、蓄えられるのですから、課外活動を奨励するのも大きく納得です。しかもこの校外アクティビティの紹介も、25歳未満と以上で分けているという徹底ぶり。とてもきめ細やかなサービスだと思いました。校内には生徒の相談役チーム、アコモデーションを手配するチームもいて、至れり尽くせり!なんですね。
日本人生徒さんに聞いてみた
校内を歩いていると、こちらで学んでいる日本人女性がいたので、お話を伺ってみました。
「ジェネラル・コースの5週目です。私は長く同じ仕事をしていたので、もっと新しいことをしたい、外の世界を見たいと思ってイギリスに来ました。イギリスを選んだ理由は、ヨーロッパの雰囲気を味わえる英語圏だったからです。
世界を知るには英語は必須ですよね。それで語学学校を探しているとき、EFのカリキュラムが目に留まりました。じつは以前に2校ほど語学学校は経験しているのですが、それらと比較しつつ、いちばんしっかりとしたカリキュラムを持っているように見受けられたからです。ロケーションがロンドン中心部だったことも選んだ理由です。もの静かになりがちな日本人ですが、授業によっては積極的に発言するようしむけられるのもいいですね。
課外活動をたくさん紹介してくれることも、とても気に入っています。私のような社会人に合ったアクティビティも豊富にあります。海外生活と言っても普通に暮らしているだけだと友達もできづらいものですが、例えば仕事を休んで1週間だけで来られるような場合でも、校外活動に積極的に参加すれば外国人の友達を簡単に作ることができると思います」(30代Tさん)
さて、語学を学んだ後は、実際の社会生活の中で英語を使ってみたいと思いませんか? ロンドン校では、語学力の標準をクリアした学生さんに対して、海外インターンシップ・プログラムに別料金で参加ができるオプションも用意しているそうです。過去のインターンシップ先にはBBC、Cardinal Newman RC school (secondary education)、Cambridge Magistrates Court (Law)、Hilton Hotelなど、そうそうたる企業な名が見えます(過去のインターンシップ先の例はこちら)。海外インターンシップを通じて、グローバルに活躍できる力を身に着けるチャンスです ^^
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言葉は気持ちを伝えるためのツールにすぎません。
正しい文法で話すことよりも、まずは言いたいことや自分の気持ちを相手に伝えることが先決。語学留学は多くの友人に囲まれ、優秀な先生に見守られつつ、臆せず大胆に話していくことを学べる場でもあります。自分をもっと表現できるようになれば、世界もきっと、もっと広くなっていくに違いありません ^^
EF公式ウェブサイト www.efjapan.co.jp
イギリス留学 www.efjapan.co.jp/pg/ryugaku/uk
ロンドン校ウェブサイト www.efjapan.co.jp/pg/ryugaku/uk/london