「あぶそる〜とロンドン」でイラスト・エッセイを連載いただいているトキタアヤさんの個展が、本日からノース・フィンチリーにあるChalice Galleryでスタートしています。昨晩はオープニング・ナイトで大勢の方がお祝いにかけつけ、賑やかなスタートとなりました♪
展覧会の準備は、ときたまアヤさんから入る悲鳴とも雄叫びともつかないメールよりほかに、その様子を知るすべもなかったのですが、オープニング・ナイトの準備の手伝いに馳せ参じたところ、期待していた以上の素晴らしい展示と空間に嬉しい驚きを禁じ得ませんでした。Chalice Galleryはやはり、気の通りがいい素敵な空間♪ アヤさんの作品もしっくりとなじんで輝きを放っておりました ^^
開場してしばらく、お客様が到着し始め、みなさま一様に、熱心に作品を鑑賞されます。この日のお客様はアヤさんご本人のお友達や関係者、そして画廊主の大村直子さんが招待された関係者の皆様。それだけに、すでにいくつかの作品には買い手がつき、またこの日のために特別制作された動物版画シリーズのうつくしいグリーティング・カードなども人気でした。
宴もたけなわとなった頃、アヤさんによるスピーチ♪ ロンドン生活の長いアヤさんですが、個展開催にいたるまでの紆余曲折なども含めて上手に話されていましたよ ^^
展示は不思議なテイストの初期作品から、Times紙とのコミッション・ワークで描いた数々のユーモアあふれる、ときにはシニカルとさえ言える作品群、弊サイトに連載いただいたファンタジックなイラストや版画作品など、多岐にわたっています。とはいえ、そこにはトキタアヤというアーティストの人生の歩みがしっかりと刻まれ、まぎれもなく彼女しか創れない一貫した作品世界が展開されていました。Times紙のために描いていたときは、編集者からお題を与えられるだけで、すべてアヤさん本人がそれを膨らませ、ディテールやシチュエーションを決めて描いていたそうです。まさに、トキタアヤが生み出した作品たちなのです。
展覧会の詳細はこちら。7月22日まで開催していますので、ぜひお気軽に予約のうえ、お越しください♪
庭に出ると迎えてくれるのは・・・ギャラリー・ラビットのハリー氏。この日は訪れた子どもたちにもみくちゃにされ、じゃっかん疲弊気味・・暑さもあり、後ろ足を投げ出した弛緩しきったハリー氏ですが、前足ではしっかりと人参を抱えていますw