イギリスにおける日本文化への注目度は、そうとう高いです。
テクノロジー、古典カルチャー、サブカルチャーとジャンルはいろいろありますが、とくに日本食の人気は天井知らず。洗練された高級料理の代名詞でもありますが、昨今はラーメンをはじめとしたストリートフードが“発見”され始め、イギリス人たちを嬉々とさせております。その日本料理をいただく際に忘れてならないのが、Japanese Sakeの存在。ただしワインと同じようにテイストのバラエティを楽しめる豊穣な飲み物だという認知は、まだまだされていない状況です。
日本酒の素晴らしさはもちろん、もっと日本食の奥深さを知っていただくことを目的に今年初めて開催されたイベントがあります。それが「WABI – Taste of Japan」! 今年は7月7日・8日の2日間に渡ってビクトリアにあるリンデン・ホールで行われ、お誘いを受けて行って参りました♪
「WABI – Taste of Japan」は、「日本のプレミアム商品」や「Something different」な飲食を中心に今後展開していくそうですが、今年の目玉は日本酒!
会場に入りますと・・・すごい! 日本の本物の地酒ブランドのブースがズラリと並び、試飲していただこうと日本から来られた方々が待ち受けています。夢見心地でゆらゆらとブースをぬって歩いて感じるのは「こんなぜいたくをさせてもらっていいのだろうか・・」というウハウハ感 ^^ なにせなにせ日本酒はとても高級ですので。とくに品質を謳っている日本酒は日本でも高いですが、こちらだと同レベルのワインの数倍というイメージです。それが特別にテイスティングし放題〜♡ 上質な日本酒の銘柄と味を知る最高の機会、そして純粋に日本酒好きにはたまらないイベントでした。
なにを隠そう、私がワインと日本酒、どちらかを究極的に選ぶとしたら、日本酒です ^^ 日本酒好きなのでございます。ロンドンではせっせと食事にはワインを合わせておりますが、日本に帰ったらもちろん日本酒派。日本食に合わせる日本酒は格別なのではありますが、ロンドンでも日本クオリティの日本酒をなるべくリーズナブルに飲みたいなと思う昨今なのでございます。
会場では様々な蔵元さんによるテイスティングを楽しめるほか、日本酒のペアリング・イベント、日本酒に関するレクチャー、日本酒を使ったカクテルのワークショップ、寿司のワークショップや日本酒を使った料理クラス・・・そしてもちろん、日本酒のテイスティング・クラスなどなど、イベントやワークショップも盛りだくさんで行われていました。イベントの時間に合わせて訪れるべし!
面白かったのは、歴代総理大臣による「國酒」の揮毫展示。とてもとても興味深い展示でした ^^ 日本の国のお酒は日本酒と焼酎なのだそうです。それが決まった経緯についてはこちらに詳しく載っていました。ためになって面白い文章です。首相の揮毫はこちらにいろいろ載ってます。字は人となりを表すと言いますが・・・ 笑
テイストの系統によってはヨーロッパの料理にも日本酒は合いますよね。ぜひ日本食以外のレストランにも日本酒の良さを知っていただきたいです。そして、クリエイティブなマッチングで遊んでいただきたい。
「WABI – Taste of Japan」は急成長中のプレミアム食イベントで、今年は業界関係者が多かったかもしれませんが、来年くらいから爆発的に一般消費者の間でも弾けそうな予感・・・願わくば日本の美味しさが広く知られるところとなり、ロンドンでも美味しい日本酒やコアな日本食をリーズナブルに楽しめるようになりますように。
来年はどんな食イベントになるのでしょうか・・・とっても楽しみです!
2件のコメント
MASOONさん、お久しぶりです!! コメント嬉しい♡ ありがとうございます! そうそう、私は2日目の午後4時からの部にお邪魔しておりました。どちらでお手伝いされてたのかしら。わりと広い会場だったから、お会いできなかったのは仕方ないですね・・・ 大信州さんのお酒、美味しかった〜ww 日本で買うとあのレベルでもわりとリーズナブルですよね・・ 日本食レストランに行っても日本酒は高すぎてほとんどメニューもチェックしないのですが、今度はちょっと日本酒メニューをのぞいてみようかと思いました ^^
またキャッチアップできると嬉しいです♪
まゆさーん!wabi に来てたんですか!!実は私も二日間お手伝いしてたんですよー!飲んでたから気づかなかった(笑)…残念。日本酒はこれから日本食以外のお店で提供される日が来ますね、私は確信しとります。
大信州さんのお酒、あれは素晴らしかった!たまりませんな。
お久しぶりだけど、いつも楽しく読んでます。