【ロイヤルな英国】麗しき、チェルトナム競馬場へ行こう[1]

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イギリスに住んで約20年になりますが、「私が知らない英国」って当然のことですけれど、たくさんあるのだと実感した “究極の旅” に参加しました。

究極の旅? またまた大げさな・・・と思われるかもしれませんが、いやはやテーマが「ロイヤル」ですから、実際すごかったのです。11月18日から一週間、みっちりと経験を積んで参りました。

いったい何を体験したのかって?

本人もいちばんびっくりしたのは、ポロを体験しちゃったことです(驚)。はい、馬に乗って球を打つ伝統スポーツ、アレです。そして人生におけるゴルフ・デビューが、セント・アンドリュースとなったことも感無量でした。ある秋の日は、貴族の館でクレイ・ピジョン射撃体験。滞在先は当然のことながら夢の五つ星ホテル、三度の食事も至れり尽くせりで・・・。どうです、めきめきとしたロイヤル加減でしょう?

これは英国政府観光庁(VisitBritain)さんが各国のジャーナリストを招いて主催されたプレス・トリップで、テーマが「Royal Britain」。政観さんでなければできない企画! なにせ1週間の間に、ものすごい数のロイヤル体験がぎっしりと詰め込まれていたのですから、オーガナイズと手配だけでも大変です。そしてじっさい、私たちは行く先々で嬉しい歓待を受けることになるのです・・・。

各国の精鋭ジャーナリストは、米国(NY)、カナダ(トロント)、ヨルダン(GCC)、インド(デリー)、ロシア(モスクワ)、スペイン(バレンシア)、デンマーク(コペンハーゲン)、スウェーデン(ストックホルム)、中国(上海)から送り込まれていたのですが、日本媒体の担当はロンドン在住のわたくし ^^ なんと光栄なことでしょう!と、身震いいたしまして、出発当日を心待ちにしていたのです。

というわけで【ロイヤルな英国】シリーズの始まり始まり〜。これから随時、英国のロイヤル関連の記事をお届けしていきますね ^^ (折しも世の中はハリー&メーガン・フィーバーに沸いている最中・・・グッド・タイミング・・・!) 気に入った記事があったら、ぜひソーシャル・メディアなどでシェアしてくださいね♪

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初回のテーマは「競馬」☆ コッツウォルズにあるチェルトナム競馬場で毎年11月に開催される障害レース「The November Meeting」を観戦しました! これから3回に渡って、その魅力をご紹介します ^^

今年は11月17日から19日の週末に開催。私たちは最終日の日曜に参戦しましたが、前日のどんよりとした雨模様とはうって変わって素晴らしい快晴に恵まれ、気分も晴れやかに競馬場に向かうことができました。

こういったビッグ・イベントの日はチェルトナムの街中も大忙しで、近隣の宿泊施設もほぼ満室。私たち一行は宿泊先であるロイヤルにゆかりの五つ星ホテル「Ellenborough Park」から、なんとエリザベス女王の公務専用車としても知られるベントレーで競馬場まで送迎していただきました。

ブルーのベントレー!!

ブルーのベントレー!!

ベントレーで送迎されるロイヤル競馬♪

ベントレーで送迎されるロイヤル競馬のはじまり♪

ベントレーはフォルクスワーゲン社の傘下ですけれども、本拠地はイギリス。世界でも年間1万台しか生産されていない貴重な高級車なんですよね。静かな乗り心地に身を委ね、包み込まれるようなシートの感触を味わいつつ・・・いざ、チェルトナム競馬場へ。一般開場前の静かな時間帯に到着すると、PRマネージャーのルーシーさんが迎えてくれます ^^

こちらがメイン・ビルディング。ロイヤル・ボックスへもここからあがっていきます。

2013年から2年にわたって4500万ポンドの総工費をかけて再開発した「Princess Royal Stand」。ロイヤル・ボックスへもここからあがっていきます♪

PRマネージャーのルーシーさんも帽子できめてます ^^

PRマネージャーのルーシーさんも帽子とツイードのコートできめてます ^^ かっこいい!

イギリスの競馬というと夏のロイヤル・アスコットを思い浮かべる方が多いと思いますが、 春夏に開催されるのは平地レース、秋冬は障害レースと相場が決まっているとかで、チェルトナム競馬場は障害レースのメッカとして全国区でその名を轟かせています。とくに毎年3月に開催される障害レース「チェルトナム・フェスティバル」はつとに有名。そのメイン・レースであるチェルトナム・ゴールドカップは世界的にも注目されるビッグ・レースなんですね。

イギリスには何世紀にも渡る競馬の歴史があり、競馬を今のような形に整えた世界のリーダー的存在でもあります。チェルトナム以外にもアスコット、エプソム、ニューマーケット、エイントリーなどなど、全国に大きな競馬場をたくさん擁しています。そんな中で、アスコット競馬場やチェルトナム競馬場を含め15の競馬場を運営しているのが、265年の歴史を誇る「ザ・ジョッキー・クラブ」。

イギリスの競馬がなぜ「ロイヤル」なのかというと、やはり王室のバックアップがあるからなんですね〜。ジョッキー・クラブの筆頭パトロンにはエリザベス女王の名が燦然と輝き、続いてフィリップ殿下、チャールズ皇太子、アン王女、カミラ皇太子夫人の4名がクラブ・メンバーに名を連ねています。だからそれぞれの競馬場にロイヤル・ボックスがあるのは当たり前。私たちはまず、そのロイヤル・ボックスの隣にある眺めのいいプライベート・ボックスに案内され、上からレース場を眺めるという幸運に浴しました・・・

麗しきチェルトナム競馬場♪

麗しきチェルトナム競馬場♪ 周囲の景色が格別です。

こちらが開場前のレース場の風景。天気の良さも手伝って、神々しささえ感じてしまいます。ここチェルトナム競馬場は、世界的にも「美しい」レース場として名高いのだと言います。理由の一つには周囲を取り囲むコッツウォルズ丘陵の眺めがあり。またそこからすり鉢状にうねる緑のレース場そのものの潔さ。ずっと眺めていたくなる、瑞々しい風景です。

メディア長のバリーさん、チャーミングな方です ^^

メディア長のバリーさん、チャーミングな方です ^^

プレス・ルームにはジョッキー・クラブのグループ全体のメディア長であるバリーさんが待っていてくださいました。カフスにも騎手と馬をあしらうという粋な装いで、ジョッキー・クラブの歴史からチェルトナム競馬場の魅力まで一気にレクチャー。そしてこちらがロイヤル・ボックス!

ここからの眺めは格別。

ここからの眺めは格別。

ロイヤル・ボックスからの眺め〜♡

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残念ながら、この日は王室メンバーの訪問はなかったみたいですが、この特別な部屋から観戦する醍醐味をしっかり味わうことができました♪

白でまとめてみた編集長ファッションw 他のジャーナリストさんのファッション・スペシャル感はマチマチでした ^^;

白でまとめてみた編集長ファッションw 他のジャーナリストさんの装いはマチマチでした ^^;

ちなみにドレスコードなんですけど、行ってみて分かりましたが、はっきり言ってほとんどないと思います。じつは事前にVisitBritainの担当者さんから「女性は帽子を着用する伝統がある(が、ドレスアップよりも防寒を優先してね)」と聞いていたので、「てことは、やはり若干はお洒落するものなのかな?」と思ってワンピースに白のコート、帽子、フェイクファーという出で立ちでしゃなりと出かけたのですが、会場に来ている方を見ている限り、とくに決まりもなければ制約もない、という印象でした。ただ、お洒落の傾向としては、男性はツイードのスーツに鳥打ち帽、女性は秋冬の帽子にあでやかな鳥の羽を着ける、というのがお約束のようでしたよ ^^ 私はたまたま手元に持っていた羽付きの白い帽子を持っていったのですが、これが偶然にもマッチして嬉しく感じました♪

と、ここまで書いて会場のウェブサイトでチェックしたら、ドレスコードはないって書いてあります ^^;  ルーシーさんも言っていましたが、今以上にどんどん一般の皆さんに楽しんでもらえるイベントにしたいと考えておられるそうなので、お好きにいらしてね、というスタンスなのかもしれません。でも、この機会にお洒落したいという方には、3月の「ザ・フェスティバル」ではアスコットのようにレディーズ・デーが設けられているそうですよ。子供連れのご家族も多かったので、家族旅行の行き先としても人気なのかもしれません。

そして気づくと・・・開場時間が過ぎて、こんなに人が集まっていました!!

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次回はお待ちかね、レースの模様をレポート。いかに賭けるか、勝つかについても教えていただきましたよ^^

英国政府観光庁ホームページ
https://www.visitbritain.com/jp/ja

ロンドンからチェルトナム競馬場へ
London Paddington駅からCheltenham Spa駅まで約30分毎に電車が運行。所要時間は約2時間20分。駅から競馬場まではタクシーで10分。11月のノーベンバー・ミーティング、3月のフェスティバル開催期間中は毎日Cheltenham Spa駅⇔競馬場間を無料シャトルバスが運行。

チェルトナム競馬場
住所: Cheltenham Racecourse, Cheltenham, Gloucestershire GL50 4SH
電話: 01242 513 014
ウェブサイト: www.cheltenham.co.uk
ツイッター: @CheltenhamRaces
フェイスブック @thehomeofjumpracing
インスタグラム: @CheltenhamRaces

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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年に「あぶそる〜とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。あぶそる〜とロンドンが選ぶ『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)を2018年に上梓。

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