あなたならどうする?

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先日、SOHOのカーナビー・エリアに今年1月半ばにオープンした話題店、Jinjuuに行ってきました。

なぜ話題かというと、エグゼクティブ・シェフがChannel4のテレビ番組「Iron Chef UK」に出ていた韓国系アメリカ人シェフ、Judy Jooさんだからなんです。懐かしの「料理の鉄人」のコンセプトは海外で今、受けてるんですよね〜。私は残念ながらUK版「料理の鉄人」は観たことがないんですが……!

ジュディさんはアメリカで生まれた元金融レディなんですが、シェフに転向してからはロンドンでゴードン・ラムジーさんのレストランなどで修業して頭角を表してきたようですね。あまりよく知らなかったんですけど、話題の店だし、久しぶりに韓国料理もいいかな、なんて思って行ってみました。

レストランというよりはバーといった雰囲気

レストランというよりはバーといった雰囲気

まずおすすめだという韓国のフルーツ焼酎の中からレッドプラムを頼んでみたら・・・なんだかヌルくてボンヤリとしたお味 ^^; しかも超小さなグラスで三口くらいで終わっちゃうw 肩すかしな感じでした。

海老団子の串揚げはいけました

海老団子の串揚げはいけました

お料理は伝統メニューから野菜のダンプリングやチャプチェ、ビビンバを、創作料理からスパイシー海老団子の串揚げなどを注文。野菜の蒸し饅頭は、野菜餡の味付けが濃いうえに、醤油ベースの塩辛い薬味ダレを付けるので余計に辛くなってしまい、今ひとつ。せっかく美しい包みに仕上がっているのに、残念。海老団子は辛みもほどよくなかなか美味しかったです♪

期待していたビビンバ・・・いまひとつだった

期待していたビビンバ・・・いまひとつだった

そして伝統のチャプチェは・・・うーん、私は甘辛い味付けが好きなんですが、ここは甘さが足りず醤油味の炒め物になっていたので好みの味ではなかったですね。ただ一緒に行った友人は美味しいと言っていたので、やはり好みなんだと思います。

そして! ビビンバは、ビーフ、チキン、キムチ、ポークベリー、エビ、トーフなどのトッピングを選べるのですが、我々はチキンを選択。イケナかったのは、前菜的なものと同じタイミングでサーブされたこと。通常の韓国料理屋さんだとちゃんとズラしてもってきてくださるんじゃないかと思うのですが、ここはそういった配慮なしで、せっかくの石焼ビビンバがジュウジュウ言ってるそばで、チャプチェを食べたりダンプリングを食べたりしないといけなかった。

肝心のビビンバのお味なんですけど、さほど美味しくないww ちょっと期待をしていたんですけどね。なんというか、キレイに仕上がってはいるんですけど、ご飯の炊き具合も、ナムル類の味も、そしてコチュジャン・ソースも、全部がボンヤリした感じで・・・小さく小さく切ってあったチキンは味よかったんですが、量も少ないし、全体に回る感じではない。もっと美味しいビビンバ食べた記憶あるなぁ・・って思いながら口を動かしていました(笑)。こういうのは、すぐ角を曲がったところにあるミョンガさんのほうが美味しいかも。

分かってます、本当はBBQ料理を食べるべきなんですよね。こういうレビューもフェアじゃない気がするので、どなたかぜひ、機会があったらBBQ的な肉料理、試してみてください ^^ そして、コメント欄にレポートしていただけると嬉しいです♪

実はもう一つ、ある体験をしたのです。

空いたお皿を下げにきたイタリア人ウェイター君が、あやまって友人が飲んでいたジュースのグラスを倒してしまい、友人のウールのトラウザーを直撃し、カシミアのセーターにも少し飛び散ってしまった。

大慌てでナプキンを大量に持ってきて「本当に申し訳ありません」を繰り返しながらふいてくれたのはいいのですが、入っていたのがオレンジ・ジュース。色が薄いので、さほど目立たなかったせいか、なかなか具体的なおわびについて言及しない。まるで水をこぼしたみたいな対応です。

ウェイター君は「ごめんなさい」と繰り返しながら、どうやらこちらが「ノープロブレム」と言ってくれるのを待っている様子。しかしトラウザーはかなり濡れてしまっていたし、ジュースは砂糖水だからシミになります。なので、我々もどうしたものかと考えながら無口のままでした。私たちがあんまり渋い顔をしているので、ついにウェイター君がこう言ったのです。

「クリーニングが必要ならレシートを持ってきて僕にください。僕がクリーニング代を出します。僕の名前はフランチェスコ」

え? 個人で負担?? しかもわざわざまたお店に来させる?? 耳を疑ってしまったのですが、マネージャーらしき女性は我々の様子を見て見ぬふり。

今考えると、マネージャー氏と話をさせてくれと言うべきだったのかもしれないですね。これが赤ワインだったら大ごとです。この時点で請求書には何らかの割引がされてくるに違いないと意味もなく確信していたのですけどw、なんと、請求書はサービス料込みでフル・チャージでしたw で、仕方ないのでサービス料だけを差し引いた額を支払いました。

こういうとき、通常のレストランだったらどう対応するのが正解なのでしょうね。店によって、きっと対応はマチマチだと思うのですが、このレストランはひどい部類だと思います。誠意がないし、プロフェッショナルじゃないという感想を持たれても仕方ない。オープンしたてで、そういったトレーニングができていないのかもしれないですが、ようはマネージメントの問題です。

こんな状況のとき、あなたならどうしますか? 自分自身にふりかかったことではなかったせいで、友人の不快度などをはかりかねていた部分もあったのですが、自分がすごく不愉快に感じたら、どうするだろうって考えてしまいます。家に帰って洗濯できるものだとしても、笑って「No worry」って言えるかどうか。自分で洗えない服の場合はなおさら。

個人でクリーニング代を出すと言うウェイター君には、「いいえ、あなたがやったことだけど、これは店内で起こったことでだからマネージャーと話をさせてください」と言うべきだったのかも。 うーん、いろいろと考えさせられました。

まぁ、味もサービスもイマイチということでリピートは絶対しないのですが、ちょっと考えさせられる出来事だったのでシェアさせていただきました。

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というわけで、お口直し的にレポートしたいのはw  先日あった楽しいイベント♪  1月23日にCadogan Hallであった今井美樹さんのコンサート、行かれた方も多かったのではないでしょうか。この美しいクラシック・ホール、美樹さんの透き通った声にぴったりでしたよ ^^

ライティングの効果が素晴らしかった

ライティングの効果が素晴らしかった

友人のSteve & Pete Lewinson 兄弟が美樹さんの新しいアルバムに参加すると聞いていたのですが、私はラッキーにもスティーブにコンサートに誘ってもらったのです♪ ベーシスト&ドラマーのレウィンソン兄弟はシンプリー・レッド(今はミック・ハックネル)のバンド・メンバーをはじめ幅広い音楽活動をしているのですが、たまに日本人アーティストのロンドン録音とかに参加している様子。シンプリー・レッドの元ドラマーで長らくロンドンで活動されていた屋敷豪太さんつながりなのかも。

いつも仲良しSteve & Pete Lewinson兄弟

いつも仲良しSteve & Pete Lewinson兄弟

コンサート後のバックステージでは思わぬ再会を含め新旧の友人と楽しいひとときを過ごしました ^^ インコグニートのブルーイさんも美樹さんに楽曲を提供されたとかでいらっしゃったのですが、東京のブルーノートでお会いしたときのことを覚えてくださっていて、感激☆

スティーブと一緒に写っているのは今回のコンサートのプロデューサー氏の一人。左下はバックで美しいストリングスの音色を奏でていたガールズたち。右下はブルーイさん

スティーブと一緒に写っているのは今回のコンサートのプロデューサー氏の一人。
左下はバックで美しいストリングスの音色を奏でていたガールズたち。右下はブルーイさん

つい先日、そのスティーブと、奥さんの女優さん、レネちゃん夫妻がメキシカン・ナイトに誘ってくれて楽しいひとときを過ごしました。料理は全て本当に美味しくて、しかもヘルシー。シンプルだけど味付けには細心の注意が払われていて彼女のセンスを堪能、エキゾチックなスパイスと自家製を含めた数種類のチリソース、そしてキューバ音楽の軽快なサウンドとあいまって身も心も舌も束の間のホットなラテン時間の中・・・! レネちゃんが作るちょっぴり甘いマルガリータも最高でした^^

ぜーんぶ美味しかったのですが、上質のグリーン・オリーブをスパイスと一緒に炒めた品が驚きの美味しさ!

ぜーんぶ美味しかったのですが、上質のグリーン・オリーブをスパイスと一緒に炒めた品が驚きの美味しさ!
こういう形でサーブされる温かいオリーブ、想像できます?

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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年にAbsolute Londonを立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。

3件のコメント

  1. 江國 まゆ

    カオちゃん☆コメありがとう! サービスって生き物だなって改めて思いました ^^; そうそう、料理はぜんぶレネちゃんの手作り♪ ワカモレもトマトサルサも上等のお味、トルティーヤのメイン・フィリングは、チキン、そしてベジタリアンの友人のために豆腐で同じ味付けのものを用意してくれてたの。カリブのトリニダード出身の彼女はカクテルを作るのが本当にうまくて、以前もピナコラーダをごちそうになったことあるんだけど、絶品です♡

  2. うーん、これは不愉快な夜になってしまったわねー、このお店すぐにサービス向上しないと命短いな...それにしても!私は下の方の記事に、惹かれちゃった!うらやまし〜!これ、レネちゃんが全部作ったの???

  3. 江國 まゆ

    この記事を見た友人から「マネージャーに話すのは当然じゃない! Mayuちゃんらしくないわねっ」って言われちゃいましたw てへ。

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