今年6月にノッティング・ヒルに登場した卵料理を専門としたラブリーなカフェ・ダイニング。タイル張りの床、ペパーミント色のチェア、アース・カラーのクッションでまとめられ、肩の力をふっと抜いてくつろげる田舎風の仕様とフレンドリーなスタッフの対応がうれしいンニューフェイスです。
ホランド・パークで用事を済ませ、ノッティング・ヒルまで歩いたついでに近くにあるギリシャ料理レストラン「Mazi」を再訪しようとしたのですが、なぜかお休み。クルリと向きを変えてどこに行こうかと歩き出した途端に、この店が目に留まりました。ここに入ろう!と速攻で決めた理由は・・・店のひさしに書かれていたユニークなサイン ^^
以前この場所にあったタイ料理屋さんのサイン「Thai Break」をそのまま残し、「Thai」に訂正線を入れて「Egg」にしている愉しさ! このなんとも気取りのない脱力感が気に入って入ったら、お料理のほうも大当たり☆
卵料理の店なので、朝食的なメニューはなんでもあります。ランチに卵だけは物足りないという方にはポーク・ベリー・バーガー、牛肩バラ肉ブリスケットとホースラディッシュのバーガー、チキンとグリーン・トマトのバーガーなどバーガー類が充実、もちろんすべて目玉焼き入りです。ディナー・タイムならチョリソーと卵、ポーク・ベリー入りカルボナーラ・スパゲッティ、リブアイ・ステーキの目玉焼きといったメニューを試してみるといいかも。
そして! ヘルシー路線の方にも嬉しいのは、グルテン・フリーの穀類「ファロ」のバジル・ソース和えに、温泉卵、アボカド、ラディッシュ、フェタ・チーズを合わせた超ヘルシーなオプションや、キャベツとポーチド・エッグ+アンチョビ・アリオリといったライト・メニューもあるほかに、最近の流行りでもある自家製コールド・プレス・ジュースも各種揃えていること。リッチなバーガーを頬張る前に本物のビタミンをたっぷり補給しておくと、罪悪感も緩和されそう ^^
なんだかんだ言ってトレンドをしっかりと抑えている当店、調べてみると実はお洒落なトレンディ・レストランの仕掛人としてホスピタリティ業界で知らない人のいないSOHO HOUSEが手がけていました! 世界中で事業展開する同社はロンドンではHoxton GrillやPizza East、Café Bohemeなどを成功させている手練ですから、Egg Breakのソツのなさも大きく納得。お味のほうもブレがなさそうです。