コベント・ガーデンの南端で弓のようにしなっているAldwychは、いくつか格式ある劇場やホテルが連なるゴージャスな通り。そんな大通りに小さな独立系カフェがポツンと昨年8月に誕生しています。名前はLundenwick。北欧の都市の名前か何か? と思ったら大間違い。これはローマ人によって建設されたロンドンの前身、ロンディニウムが放棄された後、新興してきたアングロサクソン族によって付けられたロンドンの古称なんだそうです。たしかに大陸的な響きですよね。
バラ・マーケットに出店しているスコッチエッグの店「Scotchtails」を創業したコンビが始めた当店、名物はスコッチエッグではなく、トースティーみたいです。トースティーというのはチーズのホット・サンドイッチのことなんですが、最近はフィリングにかかわらずホット・サンド全体を指してToastieというのがトレンドらしく、カフェでもたくさん見かけるようになりました。昔からホット・サンドイッチはあったのですが、トースティーと呼ぶようになってから、なんだかお洒落度が増しています。
さて、私はその名物らしいトースティーはいただかず、サラダの盛り合わせを。通常は大皿に盛ってあるサラダをお皿にのせてもらうみたいですが、私が行ったときはすでにピーク時間を過ぎていたからか、全部のサラダがきれいに持ち帰り用のボックスに入っていましたw 店内で食べたい場合は、お皿にあけてくれます。サラダは普通に美味しい。ヘルシー! という印象です ^^
インテリアはウッディでシンプルで飽きがこない北欧テイスト。個人的には紙コップのデザインが可愛いなと思いました。お客さんを見ていると、2人組がサラダとトースティーを一つずつ頼んで、半分ずつお皿に盛ってもらっていました。ハーフ&ハーフというやつでしょうか。「あれ、いい!」思ったので、次回、誰かと来たときは、絶対そうしようと思ったのでした ^^