Origin Coffee Roasters, Shoreditch オリジン・コーヒー・ロースターズ ショーディッチ
イングランド南西部コーンウォールを拠点にしているコーヒー焙煎所「Origin Coffee」が、2012年にオープンしたロンドンの旗艦店。スキッとした直線ラインとモノトーンのなかに、コーンウォールの海岸をイメージしているのか、海の生き物たちの線画イラストを壁一面にほどこしたショーディッチらしいコーヒーハウスは、すでに地元民にとってなくてはならない生活の一部となっています。
エル・サルバドール、ニカラグア、コロンビア、ブラジルといったコーヒー生産国の農家と直接契約し、足を運んで話し合い、農園を見て樹々を見て、フェアトレード・ビジネスで輸入する豆はだから、シングル・オリジン。欠点をカバーし味の均一性を保てるブレンドをあえて避け、単一生産地の豆のパワーと長所を引き出すことに主眼をおいた焙煎が得意なようです。
ゆえに当店ではコーヒー・メニューに産地・生産者名・加工方法・産地の標高が記載されています。そして日本人ならときには飲みたい「Filter」もメニューにあります ^^ エスプレッソにお湯を足したアメリカーノではない、「ホット・コーヒー」。こちらはデカンタみたいなのに入ってきて、小さなカップに継ぎ足しながらお茶代わりに飲んでいくスタイルなのですが、この日、Filterになっていた「Kenyan Hadage」はちょっぴり酸味があり濃すぎず、喫茶店のコーヒーが好きな日本人にはウケそうなテイストでした。でも、もうちょっと熱々が好きかなぁ、なんて ^^; これは注文するときに「熱々をよろしく」って頼むしかないですね。
サンドイッチやお菓子類も充実! この日いただいたハムとロケット菜のホット・サンドは、オリーブ・ペーストがよきアクセントに☆ トーストの具合も完璧でした。久しぶりにいただいたアーモンド・クロワッサンもパリっとした食感で美味しかったです。
都市のカフェはワーク・ステーションとしての役割が大きいものですが、当店も奥に大きめのコミューナル・テーブルが配置され、仕事場機能もばっちり。地元コーンウォールに数店舗があるほか、ロンドンは他に大英図書館近くと、ハマースミスの2ロケーションにも展開しています。こういったこだわりのコーヒーハウスの例にもれず、コーヒー文化を伝える教室も随時開催中! コーヒー好きな皆様はぜひ、お運びあれ。