The Wallace Restaurant ウォレス・レストラン
マリルボーンにあるWallace Collectionと言えば、英国でも指折りのフランスを中心とした絵画&美術・調度品コレクションを誇るエレガントな美術館です。特に18、19世紀の絵画コレクションとフランス・セーブル磁器のコレクションは出色。ポンパドゥール夫人や王妃マリー・アントワネットが使っていた調度品まで収集されていて、フランス好きの方ならよりいっそう楽しめるはず。「今日の気分はなんとなくロココだわ〜」と感じたときは、Manchester Squareの隠れ家、ウォレス・コレクションへぜひ♪
そして美術鑑賞の後は・・・やはりカフェでホッと一息つきたいところ^^ 18世紀に建造された貴族のタウンハウスだった当館は、1900年には早くも美術館として公開されています。その1世紀後の2000年に、コートヤードの高い天井を利用してガラス張りの吹き抜け空間が作られ、自然光あふれるテラス・カフェが誕生しました。現在は美術館など公共施設を中心に展開しているブランド、Peyton & Byrneがカフェ・レストランを経営し、優雅なアフタヌーン・ティーやランチ、金・土はディナーも提供しています。
このコートヤードはピンク色の壁になんとなくソワソワしてしまうスペースなのですが 笑・・・これもフランスの貴婦人たちをイメージした結果でしょうか?^^ ギャラリー空間のクラシカルな重厚さとは対照的に、カウンターやテーブル&チェアはとてもコンテンポラリーなデザイン。カフェとレストランに分かれていてメニューも違うので、軽食をお望みならカフェ・サイドへどうぞ。
ほんのりとフランス的な要素が感じられるカフェ・メニューは、それでも現代のトレンドを反映してアボカドとトマトのサラダやキヌアのサラダといったヘルシー志向も採り入れています。ハウス・サンドイッチと言ってもいいチキンとベーコンのサンドイッチは、もちろんコールマンではなくディション・マスタードが味のアクセントに。温かいお皿にはスープや煮込み料理が用意され、リーズナブルに小腹を満たすことができます。
ウォレス・コレクションは大晦日、お正月も元旦から無料でオープン! 新年を美術鑑賞で華やかにスタートするのも乙なものです ^^