ちょっと気障で男臭いフランス煙草の銘柄というイメージがある「ジタン」ですが、本来の意味である「ジプシー女」からイメージを膨らませ、「異文化を経験し続ける放浪の旅人」というボヘミアンなロマンがにじむ命名をしたのは、当カフェのイラン人オーナー夫妻。書体も放浪の旅人っぽくてなかなかカッコいいですよね。
カントリー・シックな風情に思わず引き寄せられるジタンは、フィッツロヴィアのど真中、Great Titchfield Street沿いにあるペルシャ・カフェです。共同オーナーのバーマンさんは2008年にロンドンへとやってきて経営修士を取り、経営コンサルタントとしてシティで働いていましたが、実家がテヘランでは有名なケバブ・ハウスを経営していることも手伝って「レバノン料理とペルシャ料理の違いもよく分かっていないロンドナーに、伝統的なペルシャの家庭料理を紹介したい」という思いを妻のネガールさんと分かち合い、2012年10月に当店をオープンしました。
午前中は西洋風のサンドイッチやポリッジなどの朝食を出していますが、ランチタイムになると、ハーブやホウレンソウがたっぷり入ったペルシャ風キッシュ「Kuku Sabzi」、サフラン・ライスでナスを挟んでベイクした「Tachin」、タマリンド&フェヌグリーク・ソースを添えたロースト・サーモン&サフラン・ライスといったペルシャの家庭料理をメインに、彩り豊かな各種サラダを添えるゴージャスなランチをいただくことができます♪
週代わりメニューは週始めに日替わりメインやウィークリー・サラダがホームページに掲載されるので、ぜひ事前チェックして行ってみてください。おすすめはハーブの味をしっかり感じられるペルシャ風キッシュやロースト・サーモンなど。サラダはメインに添えることを前提としているのでお味のほうは少し薄味かも。
午後は素敵な焼き菓子とニュージーランド発のアルチザン・コーヒー・ロースタリーとして知られるOzoneコーヒーでのんびりティータイムを。コンテンポラリーなペルシャ風にまとめられた店内は居心地がいいので、ついつい長居をしてしまいそう。
つい最近2周年を迎えたばかりのジタン。ご近所で働くロンドナーたちにも評判がよく、じわじわと地域に浸透してきている良質ランチ処です♪
1件のコメント
コメントのテストしていまーす。どんな感じかな?
それにしてもジタンはよかったなぁ・・・