ベルサイズ・パークにあるショッピング・ストリート、England’s Laneには高級住宅地にふさわしいクオリティ・デリカテッセンが長らくなかったのですが、2013年春、満を持してブラック・トリュフが登場。オープン直後からまたたくまに人気者に☆
人気の理由はコルドン・ブルー出身のシェフたちが作るというデリ惣菜、サンドイッチ類、焼き菓子やパンが美しく高品質なことに加えて、お値段がそこそこ手頃なこと。加えて扱っているハムやチーズ、グローサリー類は小規模生産者による最高級品ですが、元シェフのオーナー、ベン・オトゥールさんの気取らない人柄のせいか、敷居が低くて通いやすいことなども人が集まってくる理由です。
イタリア風オムレツのフリッタータは、見た目は完璧でしたが味のメリハリに欠けたので、スパイスやチーズなどでアクセントをつける必要あり。サラダも全体的に薄味ですがとても丁寧に作られている印象で、テーブルの上に置いてある有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルやバルサミコ、塩胡椒で味を整えればいいのかなと。もちろんハムやチーズ入りのサンドイッチは素材がいいだけにとても美味しいと思われます☆
「デリカテッセン&コーヒーハウス」と唄われている通り、コーヒーへのこだわりも人一倍。ロンドン市内のアルチザン・コーヒー・ロースタリーを徹底比較し、最もその姿勢と味に共鳴したClimpson & Sonsの豆を使って淹れられる薫り高いコーヒーは、ご近所のカフェGinger & Whiteと人気を二分しています。
ベンさんの趣味なのか、渋めブルースロックやギターロックが流れる店内は、すぐ近くにあるファイン・アーツ・カレッジのファンキーな学生たちであふれかえり、ここだけ妙な活気があるんですよね ^^ 不思議な雰囲気のデリカテッセンでした♪