Barrafina Frith Street バラフィーナ フリス・ストリート(Dean Streetに移転)
予約を取らない、カウンター・オンリー、行列覚悟。人気の理由? 新鮮な生食材を活かす技術、フレンドリーなスタッフと、グッド・ヴァイブ! ロンドンで長らく続いている食トレンドの見本市のようなバラフィーナ第一号店は2007年のオープン時から、その人気は衰えることを知りません。
細長い店内のL字型カウンターに備えられたスツールは23個だけ。目の前で食材が美味しそうに調理されていく様子を見せられ、あれもこれもと思わず注文したくなってしまう罪作りなレイアウトはバルセロナにあるバルそのまま。
スパニッシュ・タパスの名物と言えばイベリコ豚の生ハムですが、バラフィーナのものは正真正銘のドングリだけを食べて育ったドングリ豚(Jamón de Bellota )、しかも5 Jotasとなっているので、最高級品のお墨付き☆ お皿に薄—くスライスしたものを丁寧にのせていく手作業にも思わず見惚れてしまいました ^^
本日のスペシャルからアサリ料理を注文したら、とても美味しかったのですがアサリは正味8つくらいw ロンドンでアサリはまだまだ高級食材のようです。海老とピキーロ・ペッパー入りトルティーヤ、リッチで旨味のあるブラバ・ソースにディップして食べるチップスなど、定番品もはずせません。
目の前でジュージュー焼かれていたラム肉も思わず注文 ^^ どの料理も素材のクオリティに合わせてシンプルな調理法を選んでいることが分かり、ちょっぴり強気な値段設定にも納得。
オーナーのサム&エディ・ハート兄弟は、ロンドンのグルメ・タパスの先駆け的存在でフィッツロヴィアの「Fino」を2003年に創業した功労者でもあります。大ヒットとなったFinoですが、二人にとってはあまりにもレストランめいた大規模な造り。カウンターで勝負のバルセロナ風バルへのこだわりを捨てずに4年をかけてリサーチした結果、現在のFrith Streetのロケーションに行き着いたということです。
予約を取らないので、スムーズに座りたい場合は昼夜ともにオープン時間ちょっと前に到着しておくのがおすすめ。もしもSOHO店の待ち時間が長そうなら、ちょっと歩いて2014年にオープンしたコベント・ガーデン店に足を伸ばしてもいいかも。若干広めのU字型カウンターでSOHO店にないメニューもあるのでお楽しみに♪ そして! ウェブサイトを観てみると、もうすぐコベント・ガーデンのDrury Laneにも新店舗ができるのだとか。こういう手軽で味の安定した店が増えるのは大歓迎ですね☆