ロンドン市内に3店舗を構える上質レバノン料理レストランの一号店は、アッパーな住宅街として知られるベルグレイヴィアの一角、バッキンガム宮殿の裏庭(!? バッキンガム・パレス・ガーデンズ)に隣接しています ^^ 同じ一角にはこれまたポッシュなタイ料理レストランMango Treeやアジア料理のPan Chaiもあり、このあたりの高級レストランは周辺にひしめく各国大使館の御用達、といった趣を呈しています。
すっきりスマートな店内はかなり広く、大きなグループにも対応可能。この日は週末でレバノン出身と思われる大家族が和やかに食事を楽しんでいる様子も微笑ましかったです ^^
お料理は自家製ブレッドから始まり、フモスやババがヌーシュ(スモークしたナスのディップ)、キベ(コロッケ風料理)など定番品はどれも丁寧に作られた正統派の味わい。そしてどんなレバノン料理レストランの例にもれず、クオリティ重視の店とはいえお値段がリーズナブルなのも魅力♪
温かいメッゼとしては、ラムひき肉を挟んでパン生地で包んで炭火で焼いた「Arayess」、ファヴァ・ビーンズをトマトとガーリック、オリーブ・オイルで煮込んだ「Foul Moudammas」や、レモンとガーリックでマリネしたチキン・ウィングの炭火焼きなどはとくにおすすめです。この日はメイン料理からは選ばなかったのですが、炭火焼きグリルの専門店でもあるので、お肉のグリルは普通に美味しいと思われます。締めはもちろんバクラヴァとミント・ティーで♪
高級感のあるお店なのでビジネス会食にもぴったり。日本から来たレバノン料理初心者のご家族やお友達を連れて行っても喜ばれそうです。ロンドンには星の数ほどレバノン料理レストランがありますが、クオリティ重視の正統派をお望みなら、ぜひここへ。