マレーシア流、香りの作法

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Tukdin  トゥクディン

ロンドン市内にマレーシア料理の専門店はさほど多くないのですが、ロンドン在住マレーシア人の間でリーズナブルに食べられる自国の味ベスト・チョイスとして知られるレストランがこちら。週後半の夜は予約必須、ときに行列もできる人気店です。

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イスラム教徒が多いマレーシアだけに使っているお肉は全てハラール、アルコールもメニューにない正統派ダイニングでは、レモングラス、ガランガル(東南アジアで食べられているショウガ)、ベトナムコリアンダーをはじめとするハーブやピーナッツ、ココナッツなど伝統の食材を使ったデリケートなフレーバーを楽しむことができます♪

左はマレーシア流のシュリンプ・ペーストを使った空芯菜の炒め物、右はスズキのブラチャン。ソース

左はマレーシア流のシュリンプ・ペーストを使った空芯菜の炒め物、右はスズキのブラチャン。ソース

右がシーフードのナシゴレン、左は練り物とゆで卵、野菜のピーナッツ・ソースがけ

右がシーフードのナシゴレン、左は練り物とゆで卵、野菜のピーナッツ・ソースがけ

例えばブラチャンと呼ばれるエビ・ペーストとチリで風味付けした空芯菜や、ブラチャンをベースにした濃厚ソースでいただくスズキは辛すぎず深みのあるスパイシーだれがとても印象的。シーフードのナシゴレンは上品な盛りつけでしたがふつうに美味しかったです。気に入ったのは豆腐の練り物とゆで卵を薄切りにしたものをピーナッツ・ソースでいただく一品。このピーナッツ・ソースの味がさすが本場!という感じで、甘すぎず辛すぎず、旨味も伴ったパーフェクトなお味でした ^^

カジュアルな店ではありますが、かなり繊細な味を楽しむことができる良店。今回は試した料理が少なかったので、次回はカレー類やサンバル・ソースを使った料理、麺類などにも挑戦してみたいと思います☆ ただ席数が少ないので、混雑時は食べ終わったらすぐに次のグループにテーブルを空けるのが暗黙のマナーなのかもしれません。

41 Craven Road, London W2 3BX

店名Tukdin
最寄り駅Paddington / Lancaster Gate
住所41 Craven Road, London W2 3BX
電話番号020 7723 6955
営業時間月〜木・土・日 12:00 – 22:30 金 18:00 – 22:30
URLhttp://www.tukdin.com
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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