CoBa コバ (閉店)
再開発が進むキングス・クロス駅北側から伸びるYork Way沿いに、昨年秋に登場したモダン・ベトナミーズ。といっても、キングス・クロス駅からぐんぐんと歩いたとしても、けっこう距離はあります。ユーロスターの高架下をくぐった、まだ先です(← といっても実際に行ってみないと分からないとは思うのですが・・・390番のバス停がいちばん近いです。あ、最寄はカムデン・ロード駅かカレドニアン・ロード駅ですね)。
オーナー・シェフはベトナム系オーストラリア人のデイモン・ブイさん。調べてみると「Table for 10」というサパークラブで大人気を博していた方で、彼による初めてのレストランということでオープン当初から注目度はとびきりハイ。コンセプトは「おふくろの味」で、デイモンさんが子どもの頃、お母様が作っていたお料理の味を再現したとのことです。てことは、それはそれはお料理上手なお母様だったようです♪ 「CoBa」という店名はベトナム語で「3番目のおばさん」という意味で、お母様が兄弟の中の3番目で、親戚にそう呼ばれていたからだとか。つまり、お母様に捧げられたレストランですね〜 ^^
お味のほうは、いただいた3品とも、とても美味しかったです♪ パパイヤ・サラダはピリ辛ドレッシングのメリハリがしっかりとしていて、しかも添えられた自家製の胡麻クラッカーが◎ 形が斬新だった生春巻きもサラダのように食べ応えがあり、手作りと思われるチリ・ソースとの相性も抜群。そして伝統の牛肉フォー・ヌードルのスープはしっかり出汁がきいているものの、塩控えめのやさしい味。麺の量も多くて大満足でした。
ここはBBQミートがスペシャリティみたいなので、次回はもっと別のメニューも試してみようと思います。セミ・オープン・キッチンなのでデイモンさんが働いている姿もしっかりチェック。バーカウンターではお茶をベースにしたカクテルも作ってくれるみたいですよ。ショーディッチのKingsland Roadに並ぶベトナム料理屋さんとはひと味違う、アーバンな香り漂うお店。北ロンドンにお住まいなら試してみる価値あり☆