Native ネイティブ (移転)
イギリスではコロナウイルス対策として、人が集うことになる環境を最小にするため飲食店をはじめ多くのショップを強制的に仮休業としています。それでも持ち帰りやデリバリーは可能なので、レストランでも持ち帰りオンリーで営業しているところもあります。また将来使うことができるバウチャーを販売し、サポートを促しているお店もあるようですね。
本日ご紹介する英国料理レストラン「Native」も、ギフト・バウチャーを取り入れているお店の一つ(購入はこちら)。しかも当店は、英国時間の本日20:00からBBC2で放送予定のシェフ勝ち抜き番組「Great British Menu」に共同オーナー・シェフの Ivan Tisdall-Downesさんが出演予定! こんな時期だからこそ、ぜひ応援したいと感じて1ヵ月ほど前に訪れたときの様子をレビューしたいと思った次第です ^^
Nativeは、2016年2月にコベント・ガーデンのNeal’s Yardにオープンした小さなモダン・ブリティッシュ・レストランです。それが昨年になって現在のロンドン・ブリッジにリロケーション。店名の通り、料理に対する基本姿勢「ナチュラル」を貫き、「ブリティッシュ・ネイティブ」のワイルドな力をクリエイティブに反映させ、可能な限り廃棄ゼロの身上を守っているのです ^^
ヘッドシェフのアイヴァンさんはデヴォンの有名レストラン&スクール、River Cottageで「イギリスの旬」を学んだ経験を生かし、野菜や魚をたくさん使います。利用できる食材に寄っているためメニューはもちろん日替わりですが、この日はなんと、肉料理のスターター&メインなしという斬新なメニュー構成でした。スナックには鹿肉やチキン・レバーを使った料理もあったのですが、実質的に野菜と魚だけ。もちろん仕入れによってはお肉を使う日もあるのでしょう。
お料理は全体的に、たいそう繊細で味が良かったです。量は少なめですが、シェフのクリエイティビティがいかんなく発揮されたユニークな品ばかり。他ではいただけないメニューもあると感じるので、モダン・ブリティッシュとは?という疑問を常に抱えていらっしゃる皆さんに、とくにおすすめ。イギリスの食材をイギリス人シェフが丁寧に調理していく“ネイティブ”な潔さ、廃棄をなるべく減らそうというエシカルな姿勢が当店の特長ですね。
今晩放送のGreat British Menuは、児童文学がテーマなんですよね ^^ さて、アイヴァンさんは一体どんなアイデアで私たちを楽しませてくださるのでしょう。楽しみでなりません!