チャイナタウンの一画にあるモダン・エルサレム料理の店、Palomarはその味とアンビエンスでオープンと同時に大人気となり、私もずいぶんと通ったもの。そのパロマーで副シェフを務めていたMitz Voraさんが新しいレストランに挑戦したと聞いて、さっそく行ってきました ^^ フィッツロヴィアにあるFoley Streetに数週間前にオープンした、Foley’s。店構えもどことなく、Palomarを思わせるモダン仕様です。
当店のテーマは、スパイス。かつて大陸の商人たちはアジアと地中海諸国を旅し、絹や香辛料の取り引きを盛んに行っていました。後にシルク・ロードと呼ばれることになる交易路を行き来した数々の香辛料を、現代らしいアクセントになるよう用い、エキゾチックな創作料理へと昇華させているのが当店の料理。アジアの香りと中東のテイストが混じり合っているのは、そういうワケなのです。
オープンしたてで、まだサービス面では完成されていない印象を受けましたが、スタッフは皆とてもフレンドリーで前向きな雰囲気が◎ 料理はPalomarと同様、若干濃いめの味付けですが、ワインと一緒にいただくことを考えれば許容範囲です。おすすめは全体的にアジアン・テイストに仕上げられた柔らかタコのグリル。その他の料理も斬新なアイデアが満載できっと新たなインスピレーションをもたらしてくれること間違いなしです。もう少し通って別のお皿も試してみたいかも ^^