Tandoor Chop House タンドール・チョップ・ハウス
トラファルガー広場脇にあるセント・マーチンズ教会の裏手はTerroir が孤軍奮闘していたところ、Barrafinaができてちょっとした隠れグルメ街になってますが、昨年末モダン・インド料理店「Tandoor Chop House」ができてますます魅力を増しました♪
タンドール窯を使った料理に現代的な洗練を加えて勝負する当店は、The Hoxtonなどロンドンでヒップ・ホテル・ブームの先鞭をつけたホテル/レストラン・グループの傘下にあるだけあり、インテリアはばっちり、むき出し配管・シンプルなペンダント・ランプ・伝統の木製パネルというクールな佇まいで決めています。
インド料理屋さんだからといってラッシーはないのでご注意を! ソフトドリンクのところに「All the usual suspects」と書いてあり、スタッフのお兄さんに「マンゴー・ラッシーはないの?」と聞くと「ないんだよね〜」と言われ、「でもラッシーはインド料理屋なら『usual suspects』じゃない?」とジョークで食い下がると「オーケー、ヨーグルト・ドリンクはあるから、パイナップル・ジュースとのミックスでいいかな?」と提案されスペシャルなドリンクを作ってくれました ^^; お味のほうはもちろん濃厚な「usual」ラッシーというものではなかったですがw サービスとしては好感が持てました。
セミ・オープンキッチンではインド系のシェフが忙しそうに働いていていい感じです。メニューはとてもシンプル。タンドール窯で焼く肉・魚・野菜・ナン、サラダ、カレーめいたものはブラック・ダールのみ。ここは本当にタンドーリ料理の専門店なのです。
定番のタンドーリ・チキンを注文してみましたが、胸肉ともも肉の両方を味わえる大盛りで満足度は高いです。胸肉はヘルシー志向の皆さんには嬉しい低カロリー・タンパク質の王様といった感じでややドライな口当たり。ただし付け合わせのハーブ・ソースと一緒にいただくとぐっとお味が引き立ちます。ジューシーな骨付きもも肉のほうはお肉も柔らかくてマリネ液のスパイスも堪能できるので、やはりこちらが王道だと感じました。ただこちらのメニューにもあったチキンティカは通常、骨の付いていない部分を使うので、そちらのお味はまた次回に。
タンドールで調理したカリフラワーは歯ごたえが絶妙でスパイス加減もちょうどよく、とても美味しかったです ^^ ブラック・ダールは優等生的な仕上がり? どちらかというとDishoomのほうが私には好みかもしれません。サイドのサラダはトマトとキュウリがとても丁寧に下ごしらえしてあって、こういった細部への配慮が伝統的なインド料理店と違うところだと実感した次第であります。あ! ナンの写真が途切れちゃってますが・・・ナンは焼き立て熱々をお肉やカレーとバクっと一緒に食べるのがいちばん美味しいですよね ^^; 私はどちらかというとふわっと大きく引き延ばして焼いてある甘めのナンが好きなのですが、こちらはイギリスのインド料理店では定番の甘くない薄めナンでございました。
デザートは炭火でグリルしたパイナップルやハルヴァのスティッキー・トッフィー・プディング、そして麦芽風味のクルフィ&キャラメライズ・バナナの3種でした。そこでクルフィをシェアしてみたのですが・・・これが驚きのボウル入りクルフィ。甘いことに変わりないですが、麦芽アイスとバナナ、砕いたピーナッツの組み合わせはスプーンを何度もリピートさせるのに十分な美味しさでした♪
総評なのですが・・ここに来て思ったこと。カレー料理はシェアするのが普通だしいいと思うのですが、こういったタンドーリ料理は、もしかすると他の付け合わせと一緒にタリ(定食)として独り占めしw 味のコンビネーションをゆっくり味わうのが最も正しい食べ方なのではないかと。ランチにはタリ・メニューがあり、またその他にもロール・サンドなどシンプルなメニューがありますので、皆さん、こちらを試してみられるといいかもしれません。タリは14ポンドで、メインをいろいろ選べます。私も次回はランチに来てみたいと思います!
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