Enoteca Pomaio エノテカ・ポマイオ
東ロンドンはブリック・レーンに今年夏に登場したトスカーナの食とナチュラル・ワインの店。トスカーナと言えばイタリアでもスローフードの発祥地ピエモンテに隣接する食の熟成エリア。ワインやオリーブ油、ハムやチーズといった伝統食へのこだわりは並大抵ではなく、それは大きなプライドとなって食卓に現れます。
当店はエノテカと銘打っている通り、トスカーナとその周辺の自慢のワインを扱う店なのですが、どうもチームを構成しているトスカーナ出身の兄弟が受賞歴のあるワイナリー、Podere di Pomaioのオーナーだからこそなせる品揃えのようなのです。このワイナリーはエコ、サステナブル、オーガニックを謳うナチュラル・ワインを生産し、見学者を受け入れるなどアグリツーリズモにも大きく貢献している模様。春夏なら一度訪れてみたいな、なんて思ってしまう素敵な場所です ^^ イタリアは世界に名だたるワイン生産国ですが、ほぼ8割は国内で消費されると聞いたことがあるので、そんな貴重なクオリティ・ワインをロンドンにいながらにしていただくことができること自体に、感謝しなければいけないのかもしれません。ポマイオって、イタリア語で「果樹園」っていう意味なんです。まさにフルーツの恵み・・ですよね ^^
この日いただいたワインはトスカーナのお隣、ロマーニャ産のワイン。イタリアらしくサンジョヴェーゼを使っているにもかかわらず軽い口当たりのさわやかな赤で、夏の終わりの気候にマッチしてものすごく美味しかったのです。
パンには特産オリーブ油をつけて♪ オリーブ油の銘柄もしっかり紹介してくれます。びっくりするくらい美味しかったのは、パンプキン・スープ。黄金色のスープの表面に上質のペコリーノ・ソースとオリーブ油で、まるでイタリアン・マーブル紙のような模様が描かれ・・・芸術作品のようではないですか ^^
季節で変わっていくパスタも当たり前に滋味深く、タコのグリルも柔らかくポテトマッシュとよく合っていました。もしかするとランチとディナーでメニューが違うかもしれないので、事前確認してみてくださいね。ランチはサンドイッチなどが主流なのかもしれません。
とはいえここはエノテカなので、スローに熟成されている上質のハムやチーズでイタリア産ワインをいただくというのが正しい利用法なのかもしれません。でもこの日はディナーモード全開でしっかり食させていただきましたw 締めには薄焼きビスコッティが添えられたティラミスとブルーベリー・トルテを。ティラミスはゆるゆるソースでビスコッティですくっていただくのですが、これまた秀逸。とまらなくなる美味しさだったのです。イタリアのフルーツ・ジャムを使ったトルテは皆さん同じはよくご存知と思いますが、マンマが焼いた上等のトルテといった印象でしたよ。
ブリック・レーンも最近はカレー屋さん以外もボツボツと増えてきて、違った魅力が加わっていますよね。界隈を歩いているとき、ワイン気分やイタリア気分が盛り上がってきら気負わずふらりと立ち寄りたい良店です。
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