Mamie’s マミーズ(閉業)
コベント・ガーデンはシアターランドの一画で2016年秋、産声をあげた本格フレンチ・クレープの店。2フロアに分かれた小さな店内はクレープ&ガレット好きロンドナーたちでいつも大賑わい。既存のクレープ・ファンだけでなく新しいサポーターも巻き込んで、界隈の大人気店に成長しました。
フランス人創業者のアイメリクさんは元々シティで働いていたのですが、ホスピタリティ業界への転身を決意してパリへ渡り、小規模だけれど職人的パッションを原動力としたクレープリーで働いたことをきっかけに情熱をかきたてられ、自身もクレープの本場、ブルターニュにある「クレープの学校」で修業を積んだ後、ロンドン・デビューを飾ったという経歴の持ち主。フランスにはクレープの学校ってあるんですね!
フランス国内でもクレープやガレットと言えばブルターニュ地方のものが有名ですが、ここではカリっと焼けた本場仕込みのガレットやしっとりクレープをいただけるだけでなく、ガレットに欠かせないシードル(リンゴの発泡酒)もちゃんと提供してくれるのです ^^
わたくしイギリスびいきを自称しておりますが、りんごのお酒だけは、イギリスのサイダーよりもフランスのシードルのほうが断然好みです。美味しいシードルに出会ったのは、やはりブルターニュを旅していたときのこと。現地出身のフランス人の友人が連れて行ってくれたクレープリーでいただいたガレットとシードルの味は今でも忘れられません♪ 以来のシードル・ファン。サイダーもシードルもいろいろなブランドや種類があって味も喉越しも異なるのだとは思うのですが、これまでに私が飲んだ限られた経験からあえて言うと、シードルの細やかな発泡具合はエールに通じるものがあると感じていて、喉越しのほうも刺がなく穏やか。サイダーのほうがラガー的な強い刺激があるように感じています。喉越しだけでなく、味のほうもシードルのほうがよりマットな味わいで、サイダーはもっとグロッシーな印象です。皆さんの感想はいかがでしょうか ^^
さて、ここマミーズには地下に秘密のバーがあるのですが・・・(秘密かどうかは実際は不明ですが ^^; )その名をCidrothèque(シードロテーク=シードル・バー)と言います。ロンドンでも唯一のリンゴのお酒に特化したバーなのだとか。まだ未踏なのでどんな空間なのか分かりませんが、次回、美味しいシードルを味わうためだけに訪れたいと思います♪