以前、大味なバーが入っていたフィッツロヴィアの広々スペースに、今年1月、バンコクで人気のお洒落なタイ・カフェが登場! UK初お目見えのグレイハウンド・カフェはもともとタイのメンズウェア・ブランドが立ち上げた飲食店で、今や本国だけでなく香港やシンガポールなど東南アジアでも多店舗を展開しているのだとか。確かにデザイン・コンシャスなインテリアと、ビジュアル雑誌のようなメニュー、ポップなプレゼンテーションが目を引く、ロンドンの平均的なタイ料理レストランとは一線を画する楽しさがあります。
この日はハングリーな約6名で訪れたため、一品の写真を撮っている間に別の皿にはすでに箸がつけられてしまう状態(笑)。いくつかはすでに食べられちゃった感がありますが、お味のほうは思いのほか本格的。こう言ってはアレですが、実はさほど期待はしていなかったにもかかわらず、いい意味で裏切られる結果に。私たちが注文した品々はほぼすべて美味しいと感じました。
伝統的なタイ料理と現代的な要素を取り入れたものと半々くらい? もともと伝統的なタイ料理とはなんぞやと問われると、私自身は日本やロンドンのタイ料理店のメニューに載っているものしか知らないので不確かではありますが(汗)、メニューも盛りつけも懐古趣味的な面白さを演出している感は強いです。日本でよくあるカフェ的なコンセプト(カジュアル&ポップ)を取り入れたレストラン、という感じでしょうか。
驚いたのは客層。東南アジア系の20代前半と思われるお洒落な人達がわさわさと来ていて、店内は一種独特の高揚感で満たされ本国での人気ぶりを匂わせています。確か金曜日の夜だったと思うのですが、オープンして数ヵ月とはいえ19:30に訪問したときに店内を見渡すと、私たちのテーブル席がぽっかり空いている以外はほぼ満席。回転は早いほうだけど、それでもファストフード店よりは長居するケースが大半です。金曜日の夜を思い思いに過ごす人達でにぎわっていました ^^
ちなみに私たちは伝統サイドの料理をたくさん頼みましたが、実はタイ風のバーガーやスパゲッティといったメニューもあり、またサナギ(!)と一緒にサーブされるサラダなどエキゾチックなものも ^^ 面白い店なので、朝食やカフェ利用も含めて別のメニューも試しに戻ってきたいと思います♪