Jidori Covent Garden ジドリ コベント・ガーデン
東ロンドンで今いちばんヤング・パワーが盛り上がっているエリア、ダルストンにある焼き鳥屋さん「Jidori」。ポップなインテリアとヒップな客層、日本のかっぱ橋道具街から取り寄せた最強グリルで職人さんが焼く本格的な焼き鳥まで、どれをとっても旬のダルストンらしさをめいっぱい感じられる人気店です ^^ このイーストの申し子のようなJidoriが、なんと中心部へ進出! Opera TavernやMamie’s、Cicchettiなど優良レストランが軒並み連なるコベント・ガーデンの劇場街の一角に、今年2月にオープンしました。
インテリアはダルストンとまったく同じ路線で、パステル・カラーとモノクロを上手に組み合わせたポップな気軽さが身上。ダルストンという若いエリアにしっくりとマッチした一号店のほうがセクシー度は高いのですが、コベント・ガーデン店は食堂風の敷居の低さと居酒屋らしいカジュアルさがあるので、ランチやプレシアター、アフターファイブのサクっと利用にぴったり♪
さて、お味のほうは・・・メニューはダルストン店とほぼ同じで、焼き鳥や揚げ物、そして箸休めのピクルスやサラダ類が充実。この日はスペシャルの赤エビのお刺身もあり・・・注文すると、こんなに目にも鮮やかな姿で登場して感動。そして新鮮で美味しい! 丁寧に下処理されていることが分かり、エビの甘さを堪能しました。
箸休めに選んだのは水菜とアスパラのサラダといろいろ野菜のピクルス。サラダはごまドレッシングの味もよくシャキっとした葉っぱの歯触りとアスパラの風味が際立っていました。楽しそうな盛り合わせが目を引くピクルスはラディッシュ、大根、人参とヒジキ、セロリ、椎茸と日本人には嬉しい組み合わせ。漬物ではないピクルスの酸味が、この後、立て続けに頼んでしまった揚げ物の濃厚さを中和してくれました ^^
じつは私、ダルストン店に行ったとき、周りのテーブルがどんどん注文しているのを横目で見ながら・・・どうしても食べたかった品があります。それはこちらのスコッチエッグ+カレー・ソース♡ 「Jidori」という店名通り、ヨークシャーにある放し飼い鶏の農家から仕入れている本物の地鶏のミンチ肉と、その卵を使ったスコッチ・エッグはまさに“親子スコッチ・エッグ”・・・! ミンチ肉はジューシー、卵はやわらか半熟、そして日本のマイルドなカレー・ソースとの相性も見事で、本当に美味しかったです♪ イチオシ☆
もちろん焼き鳥も! こちらの焼き鳥器は最上級の職人製道具を扱っていることで知られる釜浅商店で購入し、海を越えてやってきたという特製グリル。地鶏のクオリティを噛み締めるねぎま、卵ソースでまろやかにいただく名物のつくね、香り豊かな味噌茄子、歯ごたえもばっりちのキノコなど、どのお皿も全部2串ずつでお値段もお手頃、焼き具合も完璧で素晴らしいの一言。隣に座っていた日本人グループの皆さんに声をかけると、レバーがイチオシ、とのことでした ^^
コベント・ガーデン店はまだオープンしたてで、日本人がいると聞くと、日本人ヘッドシェフの方がわざわざご挨拶に出てきてくださいました・・!(嬉)こちら、イケメンな松原駿太さん♪ なんとなんと、ビストロテークやエリオッツといった私も大好きなレストラン2店舗での経験がおありとのことで、さすが〜と唸ってしまいました。料理はすべて彼が監修しているので日本クオリティが保たれていることはもちろん、今後は「Jidori」というコンセプト通り、焼き鳥メニューもさらに充実させていく方向なんだそうです ^^
そしてデザートが面白い!! 濃厚なしょうが風味のアイスクリームをスイートポテトのクリスプスと一緒にいただく一品や、酸味がいい仕事をしているルバーブをのせた牛乳プリンを、シャリシャリのかき氷と一緒にいただく(!)一品など、新鮮なアイデアが楽しくて味もよいので、ぜひぜひこちらも♪
2階にはダルストン店を彷彿させるポップで楽しげなダイニング・スペースがあるほか、地下にはなんと、8〜12名で貸し切れるカラオケ・ルームも♡ Lucky Voiceのシステムを使っているので、9000曲以上はあるはず。美味しい焼き鳥をいただきながらのカラオケ・・・やっぱりここは日本なのかも ^^(日本の楽曲があるかどうかはお店の人に聞いてみてね)
コベント・ガーデンでの観劇の前後に、観光の合間のお食事に、アフターファイブの息抜きに、カラオケ・ルームの利用にと、いろいろな使い方ができるJidori Covent Garden。駿太さんが旬の食材で組み立てるシェフのおまかせメニューもあるので、デートやゆっくりとしたグループ・ミーティングにも最適。本物の焼き鳥が恋しくなったら、ぜひ♪