Fucina フチーナ
すっきりと美しい木製ドアが目を引くシンプルな入り口に魅せられて2年弱、マリルボーンにある気になっていたイタリアン・レストランに行く機会を持てました^^ いかがです? 天地を結ぶ大きな窓もスタイリッシュで、なかなか目を引く素敵な佇まいですよね。
インテリアも、とてもモダンで美しい色使いに気分も高揚します^^ とくにオリーブの木を真ん中に据えた地中海風ラウンジは、オリーブ・グリーンとレモン・イエローのステンドグラスが爽やかさを添え、ラスティックな居心地の良さが100点満点! ちょっとしたホリデー気分を味わえること間違いなし♪
これだけの大きなレストランを始める資金力があるのはどんなオーナーかと思ったら、Nobu(ニッケイ)やHakkasan(モダン中華)といった今もロンドンで大きな影響力を持つ大規模レストランの立ち上げに関わり、近年ではChotto Matte(ニッケイ)、Black Roe(日系ハワイアン)といったトレンディな人気レストランを手がけ成功させている敏腕レストラン事業家のカート・ゼサールさんでした。どおりでロンドナーの心をどうすれば捉えることができるのかを熟知しているはずです。
ただし、これまでは日本食を始めアジア的な要素を取り入れたレストランが得意だったようですが、今回のテーマは珍しくイタリア料理。マンマのイタリアンというよりも、モダンでスタイリッシュな味と盛り付けを目指したお皿の数々は正統派のモダン・イタリアンで、ある意味直球勝負。カートさんとしては面白い試みだったのではないでしょうか。
すべてモダン作法を駆使したフレッシュな料理で味もいいです。シーフードのショートパスタはシェアするようにはデザインされていなかったようで、ソースの絡みが今一つであったこと、またピザも期待したほど生地とトッピングのバランスが素晴らしいと言える出来栄えではなかったことを除けば、味、雰囲気、お値段のバランスは良いと言えると思います。
手前のラウンジではイタリアンなおつまみをいただきながらカクテルを傾けるのにぴったり♪ ここは日本のバーと同じように「ボトル・キープ」のシステムがあるみたいなので、興味ある方はぜひ聞いて見てください^^
ゆったりとしたテーブル席で、優雅な気分に浸りながら洗練のイタリアンを召し上がりたい方は、ぜひ。