パディントン駅から西方向へ少し歩くと、ハブ駅周辺の喧騒が終わり、穏やかな緑地が点在するマンション・エリアへと続いていきます。そんな一画にThe Heronというパブがあるのですが、ここは知る人ぞ知る美味しいタイ・パブなのです^^
タイ料理レストランのダイニング・ルームはパブの地下にあります。が、この日はその地下で何かの撮影をしているとかで、1階バー・スペースでの食事となりました。これは・・・ラッキー! だったのかもしれません〜。というのも、なかなか雰囲気のある伝統のイングリッシュ・パブだからなのです。
しかも数年前から口ヒゲ愛好家クラブとして1947年から活動を続ける「The Handlebar Club」の集会場所に指定されたことから、ますます古き良き英国風の趣に磨きがかかり、壁には口ヒゲ自慢の皆さんの写真が所狭しと掲げられています^^ そして、なぜかクイーン・マザーの写真もいっぱい^^ これはどういった繋がりがあるのかよくわからなかったけれど・・・。
「London Thai」といったキーワードで検索すると、必ず上位に上ってくるヘロンは共同オーナー・シェフのジョーさんが10年以上に渡って厨房をリードしているのですが・・・腕のいいタイ料理人が作る食事はやはり美味しい! ランチで訪れたのですが、お得なエクスプレス・ランチ・メニューだけでなくアラカルトからも選べるので、バラエティに富んだ楽しい食卓になりました。
まずは8種類もあるパパイヤ・サラダから一品を選んでスタート! ピーナッツのみ、プラーラー(発酵魚)や塩蟹入りなど、幾つもある組み合わせの中からお好きなものを♪ さらにオススメのスターターは・・新鮮な生のエビをライムとチリ、ナンプラーの甘酢ドレッシングでいただく「Goong Cha Nam Pla」! これは大ぶりでプリプリの各エビの上にミントの葉っぱと生のガーリック・スライスをのせた目にも艶やかな一品。ランチタイムだったためガーリックは丁寧に取り除いていただきましたが、それでも甘酢ソースはパンチが効いていて食欲をかきたててくれました^^
メインにはエクスプレス・ランチからチキンのマサマン・カレーを。タイ料理のカレーの中でも、私はこのポテト入りマサマン・カレーが大好き♡ グリーン・カレーやレッド・カレーしかメニューにないレストランもありますが、マサマンがあれば必ずマサマンを注文します^^ 少しマイルドなソースで、ポテトも入っているので他の料理の辛味が口の中で中和されていい感じなのです。
麺類からは極太平打ち麺のピリ辛パッキーマオを。これでもかというくらいビーフが入っているので、肉好きな方にはたまらない一品かも。この日嬉しかったのは、ジョーさん自らサーブしてくださったこと。平日のランチ時間であまり人がいなかったせいかもしれませんが、何だか得した気分です^^
他にもたくさんメニューがあるのですが、どれもハズレなさそう。タイ料理好きなら、試してみる価値あり!