ジョーさんの心にしみるタイ料理

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The Heron Thai  ヘロン・タイ

パディントン駅から西方向へ少し歩くと、ハブ駅周辺の喧騒が終わり、穏やかな緑地が点在するマンション・エリアへと続いていきます。そんな一画にThe Heronというパブがあるのですが、ここは知る人ぞ知る美味しいタイ・パブなのです^^

60年代風のビルに入った伝統パブです。

60年代風のビルに入った伝統パブです。

タイ料理レストランのダイニング・ルームはパブの地下にあります。が、この日はその地下で何かの撮影をしているとかで、1階バー・スペースでの食事となりました。これは・・・ラッキー! だったのかもしれません〜。というのも、なかなか雰囲気のある伝統のイングリッシュ・パブだからなのです。

しかも数年前から口ヒゲ愛好家クラブとして1947年から活動を続ける「The Handlebar Club」の集会場所に指定されたことから、ますます古き良き英国風の趣に磨きがかかり、壁には口ヒゲ自慢の皆さんの写真が所狭しと掲げられています^^   そして、なぜかクイーン・マザーの写真もいっぱい^^  これはどういった繋がりがあるのかよくわからなかったけれど・・・。

古き良きイングリッシュ・パブです♪

古き良きイングリッシュ・パブです♪

「London Thai」といったキーワードで検索すると、必ず上位に上ってくるヘロンは共同オーナー・シェフのジョーさんが10年以上に渡って厨房をリードしているのですが・・・腕のいいタイ料理人が作る食事はやはり美味しい!  ランチで訪れたのですが、お得なエクスプレス・ランチ・メニューだけでなくアラカルトからも選べるので、バラエティに富んだ楽しい食卓になりました。

まずは8種類もあるパパイヤ・サラダから一品を選んでスタート! ピーナッツのみ、プラーラー(発酵魚)や塩蟹入りなど、幾つもある組み合わせの中からお好きなものを♪ さらにオススメのスターターは・・新鮮な生のエビをライムとチリ、ナンプラーの甘酢ドレッシングでいただく「Goong Cha Nam Pla」! これは大ぶりでプリプリの各エビの上にミントの葉っぱと生のガーリック・スライスをのせた目にも艶やかな一品。ランチタイムだったためガーリックは丁寧に取り除いていただきましたが、それでも甘酢ソースはパンチが効いていて食欲をかきたててくれました^^

こちらは一番シンプルなパパイヤ・サラダです。

こちらは一番シンプルなパパイヤ・サラダです。

この日の連れが目に留めて注文してくれたエビのタイ・パルパッショッ風。ありがとー!

この日の連れが目に留めて注文してくれたエビのタイ・カルパッショッ風。なぜか付け合わせがガリなんすよ。

メインにはエクスプレス・ランチからチキンのマサマン・カレーを。タイ料理のカレーの中でも、私はこのポテト入りマサマン・カレーが大好き♡ グリーン・カレーやレッド・カレーしかメニューにないレストランもありますが、マサマンがあれば必ずマサマンを注文します^^  少しマイルドなソースで、ポテトも入っているので他の料理の辛味が口の中で中和されていい感じなのです。

チキン・マサマン! 期待通りの味!

チキン・マサマン! 期待通りの味!

こちらビーフのパッキーマオ。あれ? メニューに見当たらないけど友人が「パッキーマオ」って注文してたのであると思います ^^;

こちらビーフのパッキーマオ。あれ? メニューに見当たらないけど友人が「パッキーマオ」って注文してたのであると思いますです ^^;

麺類からは極太平打ち麺のピリ辛パッキーマオを。これでもかというくらいビーフが入っているので、肉好きな方にはたまらない一品かも。この日嬉しかったのは、ジョーさん自らサーブしてくださったこと。平日のランチ時間であまり人がいなかったせいかもしれませんが、何だか得した気分です^^

他にもたくさんメニューがあるのですが、どれもハズレなさそう。タイ料理好きなら、試してみる価値あり!

Norfolk Crescent, London W2 2DN

店名The Heron Thai
最寄り駅Paddington / Edgware Road
住所Norfolk Crescent, London W2 2DN
電話番号020 7706 9567
営業時間月〜金 11:00 – 23:00 土・日 12:00 – 23:00
URLhttps://www.theheronpaddington.com/thai-restaurant
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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