Casa do Frango カーサ・ド・フランゴ
ロンドナーたちが大好きな日常使いのファミリー・レストランといえば、Nando’sをおいて他にないというのが、大半のロンドナーたちも異論のないところだと思います。ナンドスはジューシーなペリペリ・チキンで有名で、大人も子供も大好き。でも、もう少しスマートな環境で、例えばデートにも使えそうな(もちろんナンドスをデートに使うカップルもいるでしょうが……)ペリペリ・チキンの店があったらなぁ……と夢想していた人がいたら、ここが、その場所です。
ポルトガル語で「チキンの家」と言う名のバー風のレストランがロンドン・ブリッジ駅近くにオープンしたのは今年の夏。ここはポルトガル最南端に位置するアルガルヴェ地方でもペリペリ・チキンを中心とした料理を、カジュアルに、楽しくいただくためのスタイリッシュな空間です。高架下にある倉庫風のちょっと暗い建物の2階に上っていくと・・・
そこにはインダストリアル風にまとめたシャビーシックな空間が! 天井が高く、かなり広々としているので大勢でも息苦しく感じずに無理なく座れそうです♪
アルガルヴェ地方というのは海に面しているので魚をたくさん食べるみたいですが、実はペリペリ・チキンも本場のよう。例えば気のおけない女友達と訪れたなら、おつまみにサクッとした衣が好印象のホワイトベイツのフライをつまみながら、ホルトガル特産の爽やかグリーン・ワイン(ヴィーニョ・ヴェルデ)を片手に、ご機嫌な夜をスタート……。
その後は、放し飼いの健康な鶏を使ったチキンをぜひ(ハーフが9.5ポンド)。炭火の上でじっくりと焼いた香ばしくも柔らかなチキンは、レモン&ガーリック、オレガノ、そしてペリペリ・ソースの3つから選べます。
ポルトガル本場の伝統チキンは、炭火の上でじっくりと焼いてからソースをつけるとウェブサイトには書いてありますね。実際、ペリペリ・ソースは別容器でもサーブされたと記憶しているので、辛いのが苦手な人はそのままいただいても十分に美味しかったですよ。付け合わせには各種ライスやサラダがあり、栄養バランスもバッチリ。
食後にはアイスクリームを添えた贅沢気分のポルトガル名物カスタード・タルト(ナタ)やチョコレート・ムースをいただいてもよし。全てが、ちょっとずつ食べたい日本人にはちょうどいい量なのも嬉しいところ。全体的にリーズナブルに済ませることができるので、これからのクリスマス・シーズンの救世主となるかもしれません。