香港・広東系の移民が作り上げていったロンドンの中華街では、台湾料理の店は珍しいこともあって10年ほど前に中華街内の別ロケーションにオープンしたとき、あっという間に話題となったリオンズ・レジェンド。メディアでよく取り上げられた理由は「台湾小皿」や「台湾ストリート・フード」といった、ちょっとお洒落なイメージで売り出したことも手伝っているのかもしれません。現在は中華街の中でも目抜き通りとなるGerrard Street沿いに移り、変わらない独自メニューでファンを喜ばせています。
当店の定番人気メニューは、小龍包、豚バラ煮込みライス、牡蠣オムレツなどですが、じつは最近の訪問でスープ・ヌードルがとても美味しいことに気づきました♡
いただいたのは「エビと豚ミンチの卵麺」「さっぱりビーフの平打麺」です。両方ともスープが上品で大変美味しくいただきました。前者はトッピングの味付けでさらに味に奥行きが出ていて、後者のビーフ麺は牛肉が柔らかく臭みもなく、しっかりとした旨味を感じられるのが特徴です。これからの季節、ぜひ試していただきたいスープ・ヌードルたちです^^
これまで複数回、この店を訪れて思うのは、名物の小龍包はコスパはいいけれど、ここが決してベストではないということ。豚バラ煮込みライスを食べているのは、台湾人の人たちが多いということ。台湾名物の牡蠣オムレツはボリュームもあってワクワク感がありますが、この度、初めて当店のものを食して感じたのはオムレツ部分はかなり美味しいけれど「牡蠣が新鮮でない」ということ。もしかすると、別の日に訪れたら別の感想になるのかもしれないですが・・もしかしたら、もうここでは注文しないかも^^; それと、隣の席でネイティブの中国人の方が食べていた鶏の煮込み系料理が美味しそうでした。
そして特筆すべきは、デザートです! そう、ここは粋なスタイルの小さなデザートが有名で、お味もなかなか良いです♪ 締めには緑豆ゼリーや杏仁豆腐をぜひ。
『水滸伝』にちなむ店名を冠した当店では、壁に梁山泊の面々が描かれていて興趣をそそります。グループで訪れてシェアするととってもお得。パーティーの季節なら火鍋も一考の価値あり☆