あなたはもう、抵抗できない。

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Coal Office  コール・オフィス

個人的に今、いちばん気になる商業施設、キングス・クロスのCoal Drops Yardに登場している大物レストランがこちら。同施設内の中核的存在であるインテリア・ブランドのトム・ディクソンとのコラボでも注目されています。駅方面から歩いてくると、いちばん手前側、左手にCoal Drops Yardへの入り口があり、最も手前にあるのがトム・ディクソンとコール・オフィス。なかなか堂々とした店構えです ^^

トム・ディクソンの上にあります

トム・ディクソンの上にあります。テラス席が素敵そう!

メタルと曲線でキラキラと輝く近未来的なランプシェードで一世を風靡したトム・ディクソンも、最近のレストラン・インテリアではさほど見かけなくなりました。それでもグローバル・ビジネスとしては成功を続けているようで、西ロンドンの運河沿いからキングス・クロスの再開発地区であるCoal Drops Yardに拠点を移してからもロンドンのインテリア業界を牽引する存在であることに変わりはないようです。

トム・ディクソンの独特のランプシェードが目印! 左下はパロマー でも出しているイスラエル風のブリオッシュ。フレーバー・ヨーグルトに付けていただきます♪

トム・ディクソンの独特のランプシェードが目印! 左下はパロマー でも出しているイスラエル風のブリオッシュ。フレーバー・ヨーグルトに付けていただきます♪  ちなみにゴールドの器もトム・ディクソン。

そのトム・ディクソンのショップ/オフィスの上階敷地内にオープンしたのが、こちらのコール・オフィス。エルサレムで大成功を収めているモダン・イスラエル料理の大物によるロンドン・レストランの3軒目です。ロンドンに進出してまだ4年ですが、PalomarBarbaryと順調に店舗展開し、今回はインテリアに加えておそらくキッチン用品の一部もトム・ディクソン仕様のコラボ・レストラン。いわばトム・ディクソンの生きたショールームですが、現代中東料理とコンテンポラリー・インテリア、なかなか相性もよろしいようで ^^

こちらはナスのお料理で、テーブルでスパイスやピスタチオをミルで挽いてサーブしてくれます。ゴールドのボールで挽く用具もトム・ディクソン! w

こちらはナスのお料理で、テーブルでスパイスやピスタチオをミルで挽いてサーブしてくれます。ゴールドのボールで挽く用具もトム・ディクソン! w

共同オーナー・シェフは、イスラエルのレストラン業界を刷新したことで知られるアサフ・グラニットさん。お料理はアサフさん率いるチームがオープン・キッチンで仕上げてくれます。アサフさんが備えた独特の現代センスと祖母から受け継ぐ故国の伝統を融合させた料理は、決して独りよがりではなくロンドン中のグルメを唸らせるに足るクオリティ。すでに市内2軒のレストランの成功が彼の実力とセンスを物語り、中東料理といえばケバブとメッゼだったロンドンのレストラン業界に新風を呼び込みました♪

「Josperized Aubergine 1, 2, 3, 4, 5, 6」と名付けられたナス料理。旨い!!

「Josperized Aubergine 1, 2, 3, 4, 5, 6」と名付けられたナス料理。旨い!!

マグロとマンゴー。全てのソースや薬味をうまく一緒に口に運べればきっとえもいわれぬ味わいが待っているはず。でなければ塩をふってね。

目にも鮮やかなプレゼンテーション! 基本マグロとマンゴーの皿です。全てのソースや薬味をうまく一緒に口に運べればきっとえもいわれぬ味わいが待っているはず。でなければ塩をふってね。

この日はブランチのつもりで週末11時にお店に行ったのですが、ブランチ・メニューにもすでに刺身が載っていますw マンゴーとマグロという驚きの組み合わせを、 ブラック・キャラメルやピスタチオ、カシューナッツなどと一緒にいただく異色メニュー。刺身に対して固定観念のある日本人の皆さんにはあまりおすすめしませんが・・・塩をエキストラで付けていただくと美味しさを引き出せるのかもしれません。

必ずオーダーしていただきたいのは、スターターにあるナス料理。トム・ディクソンのこれまた近未来的なスパイス・ミルでピスタチオやスパイスを砕き、テーブル・サービスでふりかけてくれるのですが、これまで味わったことがないような繊細なフレーバーを堪能できます。

左がシャクシュカ。こちらも塩分控えめなのだけど、塩気のあるパンと一緒だとパーフェクト。

左がシャクシュカ。こちらも塩分控えめなのだけど、塩気のあるパンと一緒だとパーフェクト。

もう少しブランチらしいものをと、イスラエル朝食の定番、卵のトマト・ソース焼き、シャクシュカもいただいたのですが、こちらは伝統に忠実に作られているようで驚きはありませんが美味しかったです ^^ そして・・・何はともあれ別腹を残しておいていただきたいのは・・・デザート!

Uri’s Mothers Basbossa。誰かのお母さんのレシピみたい。奥に見えているのはドライ仕上げのリンゴ。

Uri’s Mothers Basbossa。誰かのお母さんのレシピみたい。奥に見えているのはドライ仕上げのリンゴ。

私たちは中東料理らしいものをと、ボスボサ(セモリナ・ケーキ)をシェアすることにしたのですが、オープンしたてだったためかマネージャーさんが自慢の品だと言ってチーズケーキも一緒にサービスしてくださったんです(ありがとうございます!!)。その名も「Not So Simple Cheesecake」(一筋縄ではないチーズケーキ)!

Not So Simple Cheesecake

Not So Simple Cheesecake。黄色いクリームはレモン・カードです。

この2つのデザートが見た目も味も秀逸で、ペイストリー・シェフに拍手。とくにチーズケーキはその仕掛けに途中まで気づかなかった楽しい工夫が・・・♡ お皿の底をご覧ください。あたかも皿の一部のようにも見える白いカーペットは、じつはチーズ・クリームなのです。真っ白のクリームを厚く敷いてならした上に、ケーキを載せてデコレーションしているのですね。個人的にはこのプレゼンテーションにものすごく感銘を受けました。こう言ったタイプの盛り付けってあまり見たことないんですが、どなたか見たことある方、いますか? 見た目同様、お味も非の打ち所がなかったです。

胡麻クッキーを食べにまた来たいw 左下は中東風のハーブ・ティー「Malawi Moto」

胡麻クッキーを食べにまた来たいw 左下は中東風のハーブ・ティー「Malawi Moto」

ボスボサの方は伝統のケーキとは似ても似つかない洗練された形と味わいで、スポンジと付け合わせのタヒーニ・アイスクリームがよく合い、こちらも大変美味しかったです。そしてお茶と一緒にサービスで出てきた胡麻クッキーが香ばしく、これまた個人的にはものすごく好みの味。売ってたら買って帰りたいw

至福のとき・・・♡

至福のとき・・・♡

Coal Drops Yardの散策の際にはぜひ♪

Coal Drops Yardの散策の際にはぜひ♪ 夏が待ちきれない!

2フロアに分かれているみたいで、テラス席もあるそうなので夏はきっと大人気ですね ^^

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さて、長らく工事していたCoal Drops Yardはようやく完成に近づき、ショップ・スペースも8割型埋まっていました。紋切り型のチェーン店ではなく、まるで審査したかのように独立系のブランド、もしくは個性あるブランドが目立ちます。中心にある広場では折に触れてイベントや展示をするみたいなので、こちらも楽しみ。現在は3月17日まで、遊ぶと不思議な音が出るシーソーの参加型インスタレーションを展示! めちゃ面白そうだったのでお子さんのいる皆さんはぜひ ^^

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なかなかフォトジェニックなのです

夕景もきれい♡

夕景もきれい♡

左がシーソーのインスタレーション。すごく不思議な音を奏でるの。今度乗ってみよう♪

シーソーのインスタレーション。すごく不思議な音を奏でるの。今度乗ってみよう♪

少しずつ人手も増えているようでした。今後の成長に期待大。

少しずつ人手も増えているようでした。今後の成長に期待大。

キングス・クロスの再開発についてはこちらの記事でも書いたので、興味ある方はぜひ♪

2 Bagley Walk, London NC1 4PQ

店名Coal Office
最寄り駅Kings Cross St Pancras
住所2 Bagley Walk, London NC1 4PQ
電話番号020 3848 6085
営業時間月〜金 8:00 – 10:30 / 12:00 – 15:30 / 17:30 – 22:00 土・日 10:00 – 16:00 / 17:30 – 23:00
URLhttps://coaloffice.com
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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年に「あぶそる〜とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。あぶそる〜とロンドンが選ぶ『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)を2018年に上梓。

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