リッチモンド・ラグジュアリー:ご褒美ビューに見惚れて。

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Bingham Riverhouse  ビンガム・リバーハウス

日もすっかり長くなり、あと一月もすればウィンブルドンの季節。天気がいい日はリッチモンドやウィンブルドン、キュー・ガーデンなど緑豊かなロンドン南西部郊外へと繰り出し、風光明媚なテムズ川沿いをのんびりと散歩したいものです^^

左は、ホテルのずっと先まで行った高台からの眺め♡ 右がビンガム・リバーハウスの入り口です。普通のお宅みたいでしょう?

左の写真は、今回のレストランがある場所からずっと先まで行った高台からの眺め♡ 右がレストランのあるビンガム・リバーハウスの入り口です。普通のお宅みたいでしょう?

歩き疲れたら、もちろんご褒美休憩を。せっかくこのエリアに来られたのなら、とっておきの眺めを堪能できるリッチモンドの隠れ家的なレストランでお食事はいかが?

「隠れ家」と言っても私がそう感じているだけで、じつは近隣にお住いの方には十分に知られた場所かもしれません。かくいう私も、リッチモンドに暮らす友人に連れて行ってもらったのですが、本当に爽やかで眺めのいいレストランでした。

リッチモンド公園へと向かうPetersham Road沿いの高級ブティック・ホテル内にあり、丘の上の絶好ロケーションに佇んでいるのですが……入口が地味なので、もしかするとご近所さんでも意外と中まで入る方は少ないのかなと感じました。

右の写真はダイニング・ルームの隣にあるラウンジ。ホッとする素敵な空間です♪

右の写真はダイニング・ルームの隣にあるラウンジ。ホッとする素敵な空間です♪

自家製ブレッド! 美味しい♡

自家製ブレッド! 美味しい♡

ホテルの名前はBingham Riverhouse。ほんの15部屋だけの小さなホテルの共用エリアは近年リノベーションされたばかりのようで、どこもかしこも気分がうっとり華やぐようなホリデー・タッチのデコレーションでまとめてあります♪  これぞカントリー・シック、と言うのでしょうか。ちょっぴり色使いにはコロニアルな雰囲気も。

その場にいるだけでウキウキするようなダイニングで、この日はランチ・セットをいただきました。現在のところ3コースで28ポンドとお得なセット・メニューがあり、季節の食材を使った現代的なお料理をいただくことができます。どのお料理も十分に美味しいものでしたが、個人的にはダイニング・ルームから見下ろすテムズの風景やホテル全体が醸している雰囲気とのハーモニーこそが、このホテルの真髄なのかなと思いました。お料理目当てというよりも、舞台セットを楽しみに来る場所。そんな感じです^^

左は前菜の一つで、サーモンのお皿。バランスも良く、とても美味しかったです ^^

左は前菜の一つで、サーモンのお皿。なんと生のリンゴが添えてあり、テクスチャーのバランスも良く、とても美味しかったです ^^

こちらは私がいただいたベジタリアンの主催。キクイモをメインの料理を組み立てているのですが、なかなか美味しかったです。しかし主菜というよりも、前菜っぽい印象で、3コースがとても軽い感じになりました。

こちらは私がいただいたベジタリアンの主菜。キクイモをメインに一皿を組み立てていて、味のバランスとしては悪くはなかったのですが、キクイモの調理にもう一工夫欲しかったかな〜。そして主菜というよりも前菜っぽい印象が否めず、野菜料理を原価予算内でメイン・コースにするための工夫が必要だったのではないかと ^^;

右は他の皆さんがいただいていた白身魚の一皿。クリーム・ソースのファンではないので私は選ばなくてよかったのですが、味見させていただいたお味はとてもよかったですよ。

右は他の皆さんが召し上がっていた白身魚の一皿。クリーム・ソースのファンではないので私は選ばなくてよかったのですが、味見させていただいたお味はとてもよかったですよ。リークの火の通り加減もお上手で、シンプルだけれど満足度のあるお皿だったのではないかと。

デザート! 右は私が選んだパイナップルのアップサイドダウン。これはさほど印象は残りませんでした・・・左上はクレームブリュレのような品だったかな?  みなさん美味しそうに召し上がっておられました ^^  左下はコーヒーについてきたトリュフチョコ。

デザート! 右は私が選んだパイナップルのアップサイドダウン。これは全く印象に残りませんでした・・・左上は濃厚なクレームブリュレのような品だったかな? みなさん美味しそうに召し上がっておられました ^^  左下はコーヒーについてきたトリュフチョコ。

ヘッドシェフは、リバプール・ストリートにある5つ星ホテル、アンダーズ・ホテルのスマートなキッチンでトップクラスの調理経験を積んだアンディ・コールさん。2015年からずっとビンガムのキッチンを引っ張っています。彼の役目は、ブティック・ホテルでの滞在を楽しみに来られる遠方からの宿泊客や、テラスからの眺めと食事のクオリティの両方を求めて来られる地元のお客さんを満足させることですよね。と言うわけで、次回はセット・メニューではないお料理も試してみなければ、と思った次第です^^

とはいえロケーションは最高。優雅なひと時を過ごしたい全ての方に、オススメです♪

61-63 Petersham Road, Surrey TW10 6UT

店名Bingham Riverhouse
最寄り駅Richmond
住所61-63 Petersham Road, Surrey TW10 6UT
電話番号020 8940 0902
営業時間月〜金 7:00 – 10:00 / 12:00 – 14:30 / 15:30 – アフタヌーン・ティー / 18:30 – 21:30(金は22:00まで) 土 8:00 – 10:00 / 12:00 – 14:30 / 15:30 – アフタヌーン・ティー / 18:30 – 22:00 日 8:00 – 10:00 / 12:30 – 19:00(16:00からアフタヌーン・ティー)
URLhttps://www.binghamriverhouse.com/dine/
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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