ロンドンの最先端ワインなら、ここへ行け

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Noble Rot  ノーブル・ロット

1970年代から愛されていた燻し銀のワイン・バー「Vats Wine Bar」が2015年にクローズして悲しんだのもつかの間、今度はうんとトンがり度が高いワイン・バーが同年秋にオープンし、大変な注目を浴びました。その名はノーブル・ロット。今やワイン愛好家なら知らぬ人はいない有名店です ^^

メンズウェアの聖地、Lamb’s Conduit Street沿いに佇む

1990年代にオープンしたワイン商「ロバーソン」で働いていたマスター・オブ・ワインのマーク・アンドリューさんと、音楽業界でも活躍していたワイン・ライターのダン・キーリングさんがタッグを組んで立ち上げた当店は、味のある個性で業界人たちをとことん魅了中。その理由の一部には・・・

家が近ければ通いつめたい素敵バー♪

実店舗オープンに先立つ2013年から、店と同じ名前のワイン専門誌を発行して業界を活性化してきた実績があります。セレブシェフや有名フード・ライターとのコラボやワイン生産者を訪ねる旅、食のトレンドまで、ワインに絡めてボーダレスな話題で盛り上がる同誌は少しサブカル色が強く、エディターである創業者たちが楽しんで作っている様子が分かって面白いのです。

好事家も興味津々のおすすめワインがズラリ!

ワインとおつまみでサックリとした訪問をご希望なら、店のフロント部分に広がるカジュアルなワイン・バーにウォークインでどうぞ。ゆっくり食事を楽しみたいなら、奥に英国らしいウッディなダイニングがあるので、そちらに予約を。ワイン好きのロンドナーがいかにも好きそうな、トレンドをおさえたシンプルなメニューを揃えていてニヤリとさせられます。どんな注文の仕方をしても嫌な顔ひとつされないのも、さすが。

奥のダイニングは、なんとも言えないコージーさ♡

ランチには2コース18ポンドのお得なセット・メニューも選べます。この日は2名でランチ・セット1つとアラカルトからのセレクションで楽しみました ^^  ブラータとかぼちゃの組み合わせは、今トレンドなのか、どのレストランに行っても見かけます。美味しい!

セット・メニューの前菜にあったグースのサラダ。美味しい! 右の写真はフロントとバックをつなぐ通路にあるカウンター高さのテーブル。このスペースが一番落ち着きそうだと思いました ^^

ダックレッグ。見た目通りに美味しいのですが、若干、お肉に臭みが残っていたのが残念でした。

さて、ワインリストですが、1960年代のロックンローラーたちにインスパイアされている創業者たちの哲学を反映するかのように、どちらかというと王道は少なめで、新しい生産者や好事家好みの渋め生産者にスポットライトを当てているようです。ナチュラル・ワインも充実。ワインに詳しい方なら、新しい発見をすることができること間違いなし ^^

ちなみに「ノーブル・ロット」とは、貴腐ワイン作りに必要なカビの一種。“高貴に腐る”ことで生産可能となるもの・・・まさに同ワイン・バーの反骨精神を表すかのよう ^^

ファッションに喩えれば、その道を極めた人だけができる、肩肘張らないカッコいい着崩しを感じる店。しかも英国らしい保守層にも受けるソツのなさ。ミックスマッチの魅力にあふれています。

51 Lamb’s Conduit Street, London WC1N 3NB

店名Noble Rot
最寄り駅Russell Square
住所51 Lamb’s Conduit Street, London WC1N 3NB
電話番号020 7242 8963
営業時間月〜土 12:00 – 23:00
URLhttps://noblerot.co.uk
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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年に「あぶそる〜とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。あぶそる〜とロンドンが選ぶ『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)を2018年に上梓。

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