見出しを見て「Lima Floral」かなと思ったあなた、惜しい! そこよりもさらに新しいペルー料理レストランが、こちらのPachamama。10月6日にソフト・オープンしたばかりの出来立てほやほやです ^^
アンデス神話の母なる女神、パチャママに思いを馳せながらも、地下に広がるゆったりとしたスペースには、予約なしでも座れそうなバー、いくつかに分かれたダイニング・ルーム、カントリー調のインダストリアルな内装、ミスマッチの家具というロンドンのレストラン・トレンドをみっちり取り入れたお洒落な構造。
オープン前から何気に注目を集めていた理由の一つに、今、世界中の国際都市で脚光を浴びているペルー料理レストランという点が挙げられます。とくにロンドンではSOHOのCevicheに始まり、Chotto Matte、ショーディッチのAndina、ミシュラン一つ星を獲得したフィッツロヴィアのLimaに、そのカジュアル・ラインで最近オープンしたLima Floralと、まさにペルー・キュイジーヌが花盛り。そこへ来てオットレンギやNOBU、リック・ステインのシーフード・レストランなどで研鑽を積んだシェフを迎えた小皿ペルー料理の店がオープンするとあっては、グルメ・ロンドナーが放っておくはずがありません。
そう、あのオットレンギの元ヘッド・シェフを務めていたタイ系イギリス人のTom Catleyさんが率いるキッチンからは、新鮮な地元産食材を使ったカラフルでヘルシーなモダン・ペルー料理が小気味よく運ばれてきます。イエローやグリーンが鮮やかな見た目の美しさはもちろん、お味のほうはパープル・ポテトや各種チリなどペルーらしい食材も組み合わせて見事にクリエイトされ、繊細さを感じさせる味のバランスはさすが♪
日本人には魚の新鮮さが評価の分かれ目となるセビーチェ、色とりどりの栄養価あふれる豊富な種類のサラダのほかに、メイン・メニューには肉や魚の炭火焼きグリル「Josper Grill」と炉端焼きを用意し、どれもタパス風に供されるので楽しくシェアしていただけます。
デザートはチョコレート・フォンダンやパンプキン・ケーキ、アーモンド・ミルク・パンナコッタなど、西洋風に見えながらもどこかペルー的工夫が見られる力作揃い。なかでも意表をつかれるパンプキン・ケーキはふわっとした舌触りとモルト・アイスクリームのコンビネーションがグッドです☆
16名が座れるバーの一角に座り、ペルーのお酒、ピスコのカクテルで乾杯してからテーブル席につくという手もあります。ロンドンのペルー料理シーンが、さらにまた面白くなってきました。
一皿6ポンドのランチも登場♪