伝統作法を愉しむ良質パスタのリストランテ

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La Barca ラ・バルカ

イタリア語で「ボート」という名の当店は、海洋にちなんだデコレーションで飾られたリストランテ。モダンなトラットリア風カジュアル店が増えていく中、 ウォータールー駅の裏手にある商店街、どこか懐かしい風情を残すロウアー・マーシュで30年以上に渡って地元の人々や観光客を魅了している老舗では、伝統的なイタリア流ホスピタリティをたっぷりと味わうことができます。

平日夜はいつも賑やか

平日夜はいつも賑やか

美味しい自家製パンとグリーン・オリーブでお腹いっぱいw

美味しい自家製パンとグリーン・オリーブでお腹いっぱいw

テーブルにつくと、まずはオーブンで温められてサーブされる自家製パンとクロスティーニ&オリーブ・オイル、そしていくらでも食べられてしまうグリーン・オリーブが運ばれてきます。こちらは一人2.20ポンドのカバー・チャージに含まれますが、美味しくて満足度が高いので、これだけで前菜を済ませてしまってもいいほど。ハウスワインに選ばれているバルドリーノ・クラシコのハーフ・ボトルはなめらかで軽い口当たりなので、野菜や魚とも良く合います♪

メニューになくても聞いてみたいウニとカラスミのパスタ☆(右)

メニューになくても聞いてみたいウニとカラスミのパスタ☆(右)

北イタリアのトスカーナ料理をベースにしているので肉もいいですが、むしろ魚介も試してみたい店。リッチなソースを楽しめるウニとカラスミのパスタはメニューには載っていませんが、聞くとあるかもしれないので魚介好きはぜひ試してみたい一品です。トリュフのフェットチーネは自家製のモチモチ感がたまらない美味しさ☆ ちなみに写真は一皿分を2名分に取り分けてくれた量なので、本当はこの倍の量があります。

スパゲッティ・アラ・バルカはこれで半皿

スパゲッティ・アラ・バルカはこれで半皿

エビやホタテ、イカやムール貝などがたっぷり入った当店のスペシャリティ、スパゲッティ・アラ・バルカは紙に包んで調理するので旨味が閉じ込められています♪

ペロリとたいらげてしまったティラミス☆

ペロリとたいらげてしまったティラミス☆

ティラミスはまるで教科書に載ったお手本のような正統派。軽い口当たりでお皿の下に敷かれたコーヒー・クリームとからめて食べると極上デザートに☆

別のテーブルでサーブされてたザバイヨーネを盗撮(爆)

別のテーブルでサーブされてたザバイオーネを盗撮(爆)

しかも当店は、卵黄に洋酒を加えながら泡立てて作るピエモンテ名物のデザート、ザバイオーネを目の前で作ってくれるロンドンでも数少ない店の一つ。温かいカスタード・クリームをビスコッティにたっぷり付けて召し上がれ♪

トッポ・ジージョみたいな顔のウェイター氏や、銀縁メガネが光る超プロフェッショナルなウェイター氏、ワイン選びからザバイオーネの調理までなんでもこなしちゃう若いウェイター君まで、スタッフ観察も楽しみの一つ。消え去りつつある伝統スタイルのホスピタリティと美味しいイタリアンの両方を楽しめるラ・バルカは、The Old Vic やYoung Vicなどの観劇前後のディナーにぴったりです。

 

80-81Lower Marsh, London SE1 7AB

店名La Barca
最寄り駅Waterloo
住所80-81Lower Marsh, London SE1 7AB
電話番号020 7928 2226
営業時間営業日:月〜金 12:00 – 14:30 / 18:00 – 23:30 土 18:00 – 23:30
URLhttp://www.labarca-ristorante.com
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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