Mele e Pere メレ・エ・ペレ
その昔、10年以上に渡ってトッポ・ジージョという名の時代がかったリストランテがあった場所に、2012年2月、ついにSOHOらしい現代版トラットリアが登場。時代の波には逆らえません。
リンゴとナシ(Mele e Pere)のガラス工芸コレクションがズラズラと並べられた1階スペースの雰囲気は、レストランというよりはバー。外から見るとどうもソソられる感じではないのですが、地下のダイニング・スペースに降りると本来の店のバイブを感じられていい感じです♪
メイフェアにあるミシュラン一つ星レストラン、Wild Honeyの元同僚同士が、故郷の北イタリアの味を再現したいとオープンした家族経営の店で、良心的なお値段でボリューミーなランチ・スペシャル(9.50ポンド)が大人気。アラカルトからメニューがピックアップされていてお得なプレシアター・メニュー3コース20ポンドは、17時から19時までの間にぜひ試してみてください ^^
セット・メニューの中に興味あるお皿がないときは、ぜひアラカルトを。スターターは6ポンド平均で名産ハムや自家製チーズ、イカフライやタコのサラダ、ナスのパルメザン・チーズ重ねなどがあり、メインに食べたいパスタやリゾットは大小の皿からお腹の空き具合に合わせて選ぶことができます。
肝心のお味のほうは、イタリアらしい強め塩加減+リッチ・フレーバー。でも、過度になる手前のちょうどいい感じに仕上がっているのでワインが進むこと請け合いです ^^
自由人が多いSOHOという土地柄、ご近所さんや買い物客に重宝されているのは、昼から夜までぶっ通しで食事をサーブしていること。ミーティングでランチを逃しちゃったという方、ちょっと早めのディナーを食べたいという方、通常、いちばん困る3時〜5時といった時間帯でもちゃんとした食事にありつけるのは有り難いことですよね。
もっともっとイタリア〜ンな食事で身も心もリラックスしたいというあなたには、食前酒にベルモットはいかが? ベルモット(ヴェルムト/Vermouth)はイタリアではピエモンテ地方で多く生産されているハーブやスパイスで風味づけされているフレーバー・ワインで、当店はロンドンでも指折りのベルモット・バーでもあるのです。ストレートで、ロックで、カクテルで、さまざまな楽しみ方ができるベルモット、私も次回は試してみたいと思います!