Bistro Union ビストロ・ユニオン
南ロンドンの人気エリア、クラッパム・コモンの南東サイドにある瀟洒なAbberville Villageに2012年にオープンした小洒落たブリティッシュ・ビストロがこちら。
芥子色をアクセントにした居心地のいいビストロは、間違いなく業界の手練による仕上がり。センスを感じさせるオーナーは、市内有名レストランの数々で腕を磨いた後、クラッパム・オールド・タウンで洗練された大人のレストラン「Trinity」を成功させているアダム・バイアットさん。旬の素材を気軽に美味しく食べられるカジュアルな店を目指して始めたのが、このビストロ・ユニオンなのです。
というわけでコンセプトはブリティッシュ。スターター、メインとコースでイギリスの旬を楽しむこともできれば、フレーバーをぎゅっと閉じ込めた小皿料理をシェアする形でもOK。週末ならとってもブリティッシュだけどモダンなツイストを効かせた朝食やブランチが待っています。
いろいろな味を試したくて小皿をシェアしてみたら、どれもモンクなく美味しい☆ 素材の組み合わせ、スパイス・調味料使い、歯ごたえに全てメリハリがあり、ちょうどよいバランスでいろんな味を楽しめました。野菜、魚、肉とメニューもバランスよく作られていますが、メイン料理は肉に力を入れているようでした。
これだけイギリスを意識した料理が作れるヘッドシェフは、スピタルフィールズにあるセント・ジョン・ブレッド&ワインで腕をふるっていたカール・ゴワードさん。納得!
さて、デザートですが・・・こちらは残念ながら特筆すべきものはなし。バターミルクや、デーツとカスタードなど昔ながらのイギリスの素材を使ったスイーツは工夫は感じられますが、味に今ひとつ反映されていないようです。日替わりメニューの中にあった自家製ビスケットは2ポンドで4枚とお得な感じもしましたが、お味はとりたてて・・・
とはいえ! 料理はとても美味しいのでクラッパム・コモンの散歩ついでに気軽に立ち寄りたいカジュアル店としておすすめです♪ ちなみにクラッパム・サウスって住人が若いみたいで、客層が北ロンドンにあるレストランに比べてゆうに15歳くらい年若でびっくりしましたw