大小のミュージック・ヴェニューがひしめくカムデン・タウン。毎夜毎夜そこかしこでライブ・ミュージックが鳴り響くこの街に5年前にお目見えしたディープなアメリカン・ブルースをテーマとしたダイニング・バーがこちら。
コンセプトは店名の「Blues Kitchen」に現されている通り。本格的なディープ・サウス・ブルースを中心に、ソウルやブルース・ロック、ジャズ・ブルースなどの渋めライブ音楽を毎夜見ることができるライブハウスであるのと同時に、テキサス風バーバキューやスモーク・リブ、ジャーク・チキンなど、本気で旨いアメリカ料理をたっぷりと味わうことができるロンドンでも貴重なダイニングでもあります。
そして当店で調理しているミートは100%オーガニック! 自慢料理の一つに、自家燻製したミートがあります。クルミの木やオークをミックスしたチップ で12時間から16時間かけてじっくりとスモークしたポーク・リブやビーフ・リブは、セントルイス風。またアメリカ料理をよく知る人から本場と同じ味を楽しめると言われているのが、ピリ辛味がクセになるバッファロー・ウィング☆ シェア・プレートもいろいろありますので大勢で分け合って食べるのがおすすめです。
それから他のレストランではあまり見かけたことがないと思ったのは、キャットフィッシュ(ナマズ)のジャンバラヤ。ロングライスのジャンバラヤの上に、臭みなくほどよい味付けでソテーされているキャットフィッシュがのっかり、クレイフィッシュ(ザリガニの一種)のソースでいただくお一人様用ジャンバラヤはなかなか美味しかったです ^^
デザートはアメリカンの王道。ボリューミーで甘〜いもので締めたい方は、日本人なら一つを2人くらいでシェアするのがちょうどいいかも ^^; パフェはご覧の通りクリームたっぷり、そしてオレオ入りのミニ・ドーナッツはシーソルト・チョコレート・ソースにディップしていただきます♪
アメリカン・バーと聞いて忘れてならないのは、バーボンとライ・ウイスキー。当店ではヴィンテージを含む100以上の銘柄を揃えているので好事家の皆様はぜひお運びを。
奥に長細い店内は、手前がダイニング、奥がバーになっています。わざとくたびれた様子に仕上げたディテールがシャビー・シックを演出し、肩の力を抜いて聞きたいブルースにはぴったりのインテリア。オープン直後からランチもディナーもけっこう混んでいるので相当な人気店のようです。これからの季節、気のおけない友達とのパーティーにも活用できそう☆
このカムデン・タウンの店が大ヒットしたことから、現在はショーディッチとブリクストンというヒップなエリアに2号店、3号店を出店。今後も需要のありそうなエリアに新店舗ができていく可能性大です。