エリザベス朝からのライセンス&ヴィクトリア朝の建物

0

th_Queens Head and Artichoke_banner

Queen’s Head & Artichoke   クイーンズ・ヘッド&アーティチョーク

高い天井にダークな木製パネル、そして建設当時オリジナルの窓枠。ヴィクトリア朝時代の建物を美しく改造した当店は英国の伝統パブの古きよき佇まいを見事に残しているだけでも見応えあるのですが、その歴史はさらに300年前、16世紀の起源へと遡ります。

th_Queens Head and Artichoke0

ここはかつて、ヘンリー8世時代、王室の狩猟場として使われていた広大な敷地のほとりに建てられた狩猟小屋の一つでした。周辺は19世紀初めに当時摂政王太子(プリンス・リージェント)であった後のジョージ4世によって大々的なテコ入れがされ「リージェンツ・パーク」として生まれ変わった後、1811年にタヴァーンとして再生。サービス業としてのライセンスは、なんとエリザベス1世の時代からあるそうです。

というわけで店名の「Queen」はエリザベス1世とのゆかりを示すもの。そして現在はセントラル・ロンドンでも有名なガストロパブとしてロンドナーたちに親しまれています。

タパス・メニューの多さにも驚きます!

タパス・メニューの多さにも驚きます!

ガストロパブとしての特長は、メニューの二重構成にあります。1階のバー・ダイニングでは気軽な地中海タパスとビールを楽しむのがおすすめ。2階ダイニングでは伝統的なパブ料理の3コースに舌鼓はいかが? お料理の価格設定も全般的に良心的。地元の人でいつも賑わっているので、この季節のグループ会食は予約は必須!

タパスからデザートまで、ふつうに美味しくいただけます♪

タパスからデザートまで、ふつうに美味しくいただけます♪  カリフラワーのフライとかシンプルな料理が旨い☆

30 - 32 Albany Street, London NW1 4EA

店名Queen's Head & Artichoke
最寄り駅Great Portland Street / Regent’s Park
住所30 - 32 Albany Street, London NW1 4EA
電話番号020 7916 6206
営業時間月~土 11:00 - 23:00 日 12:00 - 22:30
URLwww.theartichoke.net
Share.

About Author

アバター画像

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

ウェブサイト

Leave A Reply

CAPTCHA