会社帰りのチョイ飲みキング

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Padron, Harrow Place   パドロン ハロウ・プレイス店

華やかな再開発がトンカン進むリバプール・ストリート駅裏手の先に広がる全く開発の手が及んでいないオルドゲートのひなびた一画に、一杯飲み屋のごとき風体で佇むタパス・バー。外観写真を撮り忘れたのが悔やまれるのですが(見たい方は画像検索してね)、さりげなくも主張ある食堂風バールは英語で言うUnpretentiousという形容詞がぴったり。2、3年前にオープンしたばかりとは思えないほど70年代風集合ビルの風景に溶け込んでいるのです。

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店内はとても狭く、テーブルは2、3席が備わっているのみ。二人連れならカウンターに座って伝統のタパスを突きながらワイン片手に肩を寄せ合い、その日あったことや時には身の上話をちくりちくりと語り合うのに、これほどふさわしい飲み屋はないのかもしれません。この店を初めて訪れる人のほとんどが「ここ、イイんだよね」とつぶやく常連伝道師たちに連れて来られているのでは?と思えるほどよい懐かしさ ^^

パン・コン・トマトもチョリソもストレートな素朴さがいい本場の味

パン・コン・トマトもチョリソもストレートな素朴さがいい本場の味

タパスの種類は多くシンプルさが身上。といってもスペイン本国から取り寄せている生ハムやチョリソ、チーズは本格派で、お値段も至極良心的。チョリソのサイダー煮は、このボリュームで4.50ポンド。焼いてもジューシーで柔らかいイベリコ豚のプレサだって、ポテト付きで7ポンドです。

イベリコ豚のグリドル焼き、ボケロネスのサラダ、タコとイカスミご飯、ぜんぶ美味しいです♪

イベリコ豚のグリドル焼き、ボケロネスのサラダ、タコとイカスミご飯、ぜんぶ美味しいです♪

タパスは濃い味+塩辛いものが多くなりがちではありますが、アーティチョークとグリーンにボケロネス(イワシ)を合わせたさわやかサラダは箸休めに最高でした ^^ そして新メニューだと超常連の友人が言っていたタコ&ブラックライスはぜひお試しいただきたい一品♪ どうやったらこんなに柔らかく上手にグリルできるのでしょうね ^^

小さな店だからこその魅力まんさい

小さな店だからこその魅力まんさい

その他にもたっくさん試したいメニューがありましたが、会社帰りのちょい飲みはこのくらいで締めて、また次回のお楽しみにとっておきましょう。スタッフはスペイン人ばかりとは限らずヨーロッパ各地から来た食好きな人々で盛り上げているそうです。シブいロケーションにある店ですが、今度はあなたが、ここに連れてくる番、ですよ ^^

【2017年3月5日追記】
さっそく再訪の機会が訪れました!  シェフのお一人が辞められるとかで、常連の友人に連れられ、その最終日に伺いましたん。

ここのトルティーヤ、スパニッシュタパスの教科書に載っていそうな出来映え。最近のトレンディな内側がトロっとしたタイプとは違う、しっかり焼かれた(でもしっとりした)完璧な出来映えです。すごく大きなピースで出てきます。

ここのトルティーヤ、スパニッシュタパスの教科書に載っていそうな完璧な出来映え。最近のトレンディな内側がトロっとしたタイプとは違う、しっかり焼かれた(でもしっとりした)伝統タイプです。すごく大きなピースで出てきます。

塩だらのフリッター、美味しいです♪ 海老は新鮮でいいのですが、塩加減がいまひとつ。ま、でも塩辛いよりもいいとしよう。生ハムはもちろん最高でした ^^

塩だらのフリッター、美味しいです♪ 海老は新鮮でいいのですが、塩加減がいまひとつ。ま、でも塩辛いよりもいいとしよう。生ハムはもちろん最高でした ^^

前回お見せできなかった外観だす

前回お見せできなかった外観だす

13 Harrow Place, London E1 7DB

店名Padron, Harrow Place
最寄り駅Aldgate / Aldgate East / Liverpool Street
住所13 Harrow Place, London E1 7DB
電話番号020 7377 8586
営業時間月~水 11:30 - 21:30 木・金 11:30 – 22:00
URLhttp://www.padron.co.uk/tapas-harrow-place.html
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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて各種媒体の翻訳ローカライズや日本語コピーライティングを担当。日本語翻訳リライトのスペシャリスト。2009年からフリーランス。趣味の食べ歩きブログが人気となり『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房)を出版。2014年にAbsolute Londonを立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。

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