The Prince Alfred Formosa Dining Rooms プリンス・アルフレッド フォアモサ・ダイニング・ルームス
ロンドンの「リトル・ヴェニス」と言えば、北西部のMaida Vale。運河の流れを楽しめるこの風光明媚な高級住宅街にある王様的なパブを一つ挙げるなら、「The Prince Alfred」をおいてほかにありません。
1856年、ビクトリア朝時代に建てられたビルは当然のごとくイングリッシュ・ヘリテージによって保存指定を受けています。出窓の曲線美と窓のディテールが目を引く外観に負けず劣らず、内装も美しい♪ 繊細な彫刻を施した木製の仕切りで区切られたバー・エリアは、各空間を行き来するための潜り戸が取り付けられているのですが、まるで小人用の扉みたいに低いので、背をかがめて通るというユニーク体験ができます ^^
奥には 「Formosa Dining Rooms」が併設されていて、ゆったりと食事をすることができます。ここはパブ・スペースに比べると格段に静かで落ちついているのが大きな魅力で、おしゃべりをじっくり楽しみたいときにおすすめ♪
料理は伝統のパブ・フードを意識したビストロ風。バー・メニューにあるシェア・ボードもこちらで注文することができるのですが、コロッケやスコッチ・エッグ、ミニ・ソーセージ・ロール、ポーク・クラッキングといったミート三昧のボードを前菜にとったら、それだけでほどよくお腹も満たされ、メインには魚やサラダをシェアして完璧でした。
ここは地下にセラーを改装したプライベート・スペースがあり、またひと味違う雰囲気を楽しめます。多目的に使えるのがパブの魅力ですが、プリンス・アルフレッドは、そういった意味ではひときわ利用価値が高いと言えると思います。