ホテルで島おこしをした起業家のジェットとピッピ

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これは、スコットランドの島で事業を起こしたおじさん天使のお話です

先月、私は仕事でエジンバラに行った時、久しぶりに
元祖おじさん天使のジンジャーやフラゴンに会ってきた
そしてその時また、活躍中のおじさん天使の話を聴きました!

今回のおじさん天使は、かなり頑張り屋
実業家になっちゃった、おじさん天使お二人の登場です!

この話知りたい?
もし、知りたければ、この先を読んでみて…

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彼らの地球名は、ジェットとピッピ
(天使の名前は私たち人間には発音できないので仮名をみんな持っています)
長くつ下のピッピを思い出すでしょ?
そうなのです!彼らはスコットランドのこの島に来る前は
スカンジナビアの島にいて
そこの島の人につけてもらった名前なのですって

はじめその島を訪れた時、人々は貧しく、顔には笑顔が全くなかったそう

それが、優しいジェットとピッピには悲しすぎて…

村人たちを幸せにすることが、彼らの使命だと思い
そこに数年間腰を据えて、命を掛けて仕事をしていたのですって
で、その間にみるみるうちにその島は豊かになり
島民にも笑顔が戻ってきたそうです
そうして、彼らはその島が軌道に乗ったことを見届けると次の島に移って行く

そんな繰り返しを、この地球でのミッションとすることにしたそうです

で、現在ジェットとピッピはなんとスコットランドの
あの私の大好きな島にいるというじゃありませんか!
私は、是非彼らを訪ねてみたいと思ったので
ちょっと足を伸ばして、行ってきました!

その島はスコットランドの中で2番目に大きな島で
スコットランド(ハイランド地域)の大自然の生命力が
一つの島にぎゅっと詰まっている感じ、それはそれは魅力満載の島なのです

ハワイのオアフ島よりも大きく、マウイ島よりも小さいサイズなんだけれど
人口は約1万人
経済は観光を中心に、それに関わる仕事やサーモン、魚介類などの養殖業

だけどね、訪れるたびに感じていたことがあったのです

魅力的なホテルやレストランが少ない…

と、思っていたら、なんとそこに!
まさしくそこに目をつけたのがジェットとピッピだったのでした

というか、実は、彼らの天国でのお仕事がホテル業だったのです
(そうです、えっ?って思うでしょうけれど
天国には私達の世界と同じような職業が色々あるそうです)
で、ジェットとピッピは島の僻地と言ってよいところに
廃墟として建っていた、屋敷を買い取り、そこでホテルを始めたのです

島をドライブすると、”目にする、でも目に止まらない” 様々なホテルの看板
でもこのホテルの看板がまずカッコいい、デザインが普通とはちょっと違うのだ

「あ、このホテルなんとなく素敵そうじゃない?」と、思わせる力がその看板にはありました

ホテルへ入るアプローチもワクワクするし、岬に建つ屋敷と敷地を目にした時も
長い歴史の中に隠れている様々なエピソードが見えてくるような
そんな、空気感を感じました

そして玄関に一歩足を踏み入れると
そこにはスコットランドではあまりみることが無い
ひねりの利いたでエレガントでエキセントリックな世界が待っているのです
その辺で拾って来た貝や石や木片も芝居心のある渋い部屋の中に
独特なキュートな感覚で飾られている
エントランスホール、隣のコンサバトリーそしてダイニングルームやバーは
繊細で男っぽくチャーミングで美々しく鋭く、そして楽しい魅力でいっぱいだ!

それが、ジェットとピッピの感性

料理にもこだわる彼らは、やはり元祖おじさん天使のジンジャーから紹介してもらった
元天使のシェフを雇って、他にはない珍しい調理法で
味覚も、視覚も極上なディナーを食べさせてくれる

忘れてはいけない、食後に席を変えて入ったバー
ドアを開けると、そこはこの島のおしゃれな人が集まる社交界
みんな楽しそうに、飲みながら踊りながらおしゃべりしている
そして、大きな5匹の犬!彼らは人の間を歩き回っていたり、床に寝そべっていたり
犬たちも自由な、その雰囲気を楽しんでいる

ジェットとピッピが忘れ去られてしまった島を転々と渡り歩きながら
彼らの卓越した審美的感覚でコツコツと行なっている島おこし
その場所が欲しているものを創造し
無力感に支配されて暮らしていた人たちに、喜びと楽しみを思い出させる
そして、諦めたことをやり直す気持ちを呼び起こさせ
なんでも出来るんだ、という記憶を取り戻させる

バーに座って、ウィスキーを舐めるように飲みながら
幸せそうなみんなのことを見ていたら
私の中にもあったこと、蓋をして忘れていたこと
それをふっと思い出した
ジェットとピッピはホテルを経営して、そこに人を集め
詩的劇的な空間に宇宙のエネルギーを集めて、集まる人々に
そのエネルギーを感電させるのだ

ジェットとピッピのこのホテルが持つ
精霊の気配にどっぷりと浸かった私は
2人の地球での使命に圧倒され、インスパイアーされた
チェックアウトするとき、私は地上15cmの高さに浮いて
体も心もふわふわと気持ちよく
頭には何か鋭い想像力の光が差し込まれた、と感じた

しばらくして、この島の人たちの ”宇宙エネルギー感電済み” を見届けたら
ジェットとピッピはまた次の場所に移動するのだろうけれど
この島は、これからきっと新しい力を得て
これまで以上に、ミステリアスで魅惑的なパワースポットになって行くに違いない

The Flodigarry Hotel
Isle of Skye, Flodigarry IV51 9HZ, Scotland

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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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