自分を変える遊び

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cafevisit


先日、ピアニストであって香りの専門家でもある
素敵な友人に
「すごくいいカフェがあるから行きましょう!」
と、誘われて

行ってきました

それは、リバプールステーションの反対側
スピタフィールズの入り口辺りにある
とても小さなカフェ

「ウワ~! ほんと、なんて素敵なのでしょう!!!」

th_VerdeandCoあら、嫌だ...
ボキャブラリーの少ない私には
こんなに普通の言葉しか出て来ません

でも、ここ、本当に、すっごく素敵です!
とてもとても私の好みでございます!

何が私の好みなのか? ということですが

まず、外からの雰囲気が良いし
そして中を覗くと、その雰囲気がまたもっと良い

色々ごった返しに美しく配置された置物の数!

何が入っているのか、狭いお店のど真ん中に
段ボール箱が積み上げられている
ただ積んであるだけなんだけれど
ここにあると、それさえ何とも上手な飾り方に見えてしまう!

じっくりとお店を見れば見るほど
私の印象はよくなるばかり
本当にここは、正真正銘にチャーミング!
私の好みでいえば、ほぼ完璧

何がいいか?っていうと...

そこにはわざと感がなくて
この古い建物が出来た時から
まるでずっとここにあったようなカフェだから

小さなお店の全ての壁には、売り物や飾り物が
積み上げられていて
考え抜いているかのような色の配色が素晴らしい
天井からは、シャンデリアの他に
小さな椅子と、大きな唐辛子、カゴ
私の好きなタイプの、カッコいい大きなバッグなどが
沢山がぶら下がっている

それから、入り口に小さなショーケースがあって
その中には美味しそうなチョコレート…
ハッとするような美しい小粒の
真っ赤なハートチョコが並べてある!

で、そのガラスケースは、きっと冷たいのでしょう
ガラスがふわっと曇っているのです

まるで、ショウケースの中に雲が浮かんで
雨でも降っているような感じです

なんともその様子がドラマチックで可愛い!

そしてね、もう一つ大事な事
それは、そこに来る人が
このお店にピッタリだったってこと!

わさわさしている髪を、無造作にまとめているのだけど
なんだか、とても目につく大きな眼鏡がカッコイイ
迫力満点のおばさま

ポンチョ?じゃなくて、本当にただ毛布のようなものを
羽織っている女性は、不思議な世界に暮らす人
後ろ向きで顔は見えなかったけれど
でも彼女、絶対にかっこいいと思う

美しい横顔の若い男の子は、一人静かに本の世界に入っているし

中年の男性二人は、コーヒーを前に何やら
楽しそうに話し込んでいる

この人達をみていたら
このカフェそのものが舞台に見えてきた

で、私と友人は端っこの席でその舞台を観ている

けれど
ちょっと思ったのだけれど

わさわさの髪のおばさまは

私と友人が、スケッチしていたり
お喋りしたりしているのを
反対側から観ているのだから

観客だと思っていた私達も

そうか、舞台にたっていたのね!

と、いうことでした

こんなふうに、カフェを舞台だと思って
座りながらコーヒー片手に演技してみたら
なんだか、ちょっと楽しくなりそうじゃない?
面白い遊びでしょ?

ただ、このカフェには素晴らしい舞台美術がちゃんと出来ているから
演技は、意外と簡単かもしれない

しかし、日常を舞台にするとなると
何から始めましょう?

それでは

舞台の幕が上がるのは、家から一歩出た時にしましょう
舞台裏の家の中にいる時とは、違った世界で観客もいるからね

まずウォーミングアップです

背筋を伸ばして、さっそうと歩きます
ここでは、とりあえずカッコいいキャラクターになりましょう

仕事場に行くのだったら、そこで
今日は猛烈に働いて、出来るキャラクターになりきる

その後キャラクターをがらりと変えて、物思いに耽っている
アンニュイな別人を演じながら、カフェでコーヒーを飲んでみる

電車に乗る時はバレリーナになりきって
背筋を伸ばしてツンと顎を上げてつり革につかまりましょう!

少し演技になれてきて
共演者をつけてみようと、思ったら
誰かに道を尋ねてみよう

その時、決めた別のキャラクターになりきって訊く事

子供のように、ニコニコしながら郵便局への道順を訊いてみたり
深刻な様子で、病院に行く道を訊いてみたり...

一歩外に出たら
そんなふうに演技をしながら歩いてみたら
いつもと違う日常が始まって面白いと、思わない?

そんな中で何か、知らなかった自分を発見したり
自分がだんだん、変わっていくのが見えるかも?

自分を成長させたいと思った時
憧れの人がいたら、その人の真似をして
近づくようにするのが、一番の近道
ということを聞くけれど

確かにそうだな、と思う

上手に歌が歌いたければ
好きな歌手の真似をして、歌ったり

スポーツだって、憧れの選手のフォームを
真似てみるものね

語学の勉強も、全くその通り
真似ることで上達するし

「あんな人みたいに、なりたいな」

って、思ったら、その人の真似をするの
それが、王道なのでしょう

お金持ちになりたかったら、お金持ちの
真似をすること!

なんていうのも聞いた事がある
でも、お金がなかったら、これをするのは
ちょっと難しいかもしれないけれどね
でも、雰囲気だけから、まず真似すればよいのでしょう

貴方は、自分を変えてみたいと思った事ある?
憧れの人はいる?

自分を成長させようと、思ったとき
こんな風に、遊びから始めたら楽しく
生まれ変われると思うのです

私は、自分を変えたい点が沢山あって
憧れの人もいる

だったら、私こそ、この方法使って
どんどん変えないと!

本当に憧れの人の真似ずっとしていたら
いつしかきっと、そういう人になっていくと思うし…

そういえばずっとずっと大昔に
オードリーヘップバーンのように英語が話せたら素敵...

なんて…
あら、まあ、そんなことを思った事
そう言えば、ありましたわ!

ま、出来る出来ないは
別として...

そのような大事な事、忘れていないで
とにかく何かに憧れたら

とりあえず
真似をする

大事なことは、これでしょう
______________________________

【きょうのヒント】
リバプールステーションの反対側にある
スピタフィールズの入り口って、上でも書いたけれど
すぐに見つかっちゃうなー

こういうお店、本当はあまりみんなに言いたくないけれど…
貴方も、憧れのキャラクターになりきりながら
インスパイアーされに

是非行ってみて!

【前回のこたえ】
The Brethrens Kitchen
60 High Street, Warwick CV34 4BH
opening hours: 10:00 – 16:00 Tue – Sun

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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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