チョコレートファクトリー:恋の代わりにするものは・・・

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cafevisit


先日、Sohoを散歩していた時、妙に惹かれて入ってしまったカフェと
そこで遭遇したベイビーから始まって、話はどんどん広がっていき

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このカフェは実はチョコレート屋さん
壁中に瓶詰めチョコレートや美しく重ねてある板チョコや
チョコレートを作るためのメタル製の型が並べてあって
外から窓越しに中を覗くと、なにやら楽しそうで
絶対に入りたくなってしまう店だったのです
でも、満員!外のテラスにも、人が座っているし
ダメだ、ということで
この店の先で
一件の用事を済ませた後、もう一度戻ってくることにした
さて、今度はどうかなー???
あ、大丈夫!
ドアを開けると、あまり広くない店内に
ちょっとぎゅーぎゅーな感じで並べてあるテーブルと椅子
店内全体が見渡せる端っこ席は空いていなかったけれど
とりあえず座ることができました
さて、じゃあ何にしようかな???
と、メニューを見て、周りを見ると
当たり前なんだろうなー
みんなチョコレート!を飲んでいる!食べている!
私、実はチョコレート、もちろん嫌いじゃないけれど
イギリス人のように、メチャクチャ大好きスキスキだーい好き!
と言うわけじゃないので、メニューの中にあったワインリストに目がいってしまって
Proseccoを頼んじゃいました
一緒にいた友人が、オレンジピールチョコレートもワインと一緒に頼んだので
ちょっと味見させてもらった
「おおー!美味しい!」
実はここ、創業1923年
手作りチョコレート工場としてローマで一番古い店のロンドン店
「さすが!!!ここのチョコレートやっぱり美味しいね!!!」
と言いながら、私は友人の頼んだ
そのオレンジピールチョコレートをつまみにして、飲んでいた
th_Said
暫くすると、アラブ系の若夫婦がまだ生まれて6ヶ月ぐらいのベイビーと一緒に
私たちの隣の席に座った
座った時から、パパに抱っこしてもらているベイビーがなぜか
私のことをじっと見つめているので
Hello baby, how are you?]
あまりにも、私から目を離さないので
普通はベイビーに声をかけたりはしない私だけど
そう言って、ニッコリすると
大人っぽい顔のベイビーは、私に微笑みを返してくれた
さて、そのベイビー
本当に、まだ生後半年ぐらいだと思うのだけれど…
パパは、いかにも甘そうな自分のケーキを
ベイビーにどんどん食べさせていたのです!
私と友人は、本当にそれにはびっくり仰天!
こんな小さな時から
こんな甘いものを食べさせて
チョコレート好き、ケーキ好き、とにかく甘いもの好きに
育ててしまうのね
そういえば、私は息子が生まれて
かなり長い間甘いものはあげなかった
だから彼が、初めてアイスクリームを食べた時の
あのびっくりした、嬉しそうな顔が忘れられない
私自身、アイスクリームを初めて食べた時のことは
覚えていないけれど
初めて飲んだコカコーラを、なんとまずい飲み物だろう
と、思ったことは覚えている
それと、強烈な印象を持った
初めて食べたエスカルゴ
でんでん虫が大好きで、よく捕って飼っていたので
そのでんでん虫を、食べるなんて、考えられなかった
そして、5年生ぐらいの時に叔父に連れて行ってもらった
フランスレストランで、初めて食べたでんでん虫が
とても美味しいと思ってびっくりした!
さて、びっくりしたことだけじゃなくて
私にとって、初めて経験する喜びの想い出といえば
初めて潜って泳ぐことができた瞬間
それと、初めて自転車に乗って走ることができた瞬間
あのなんとも誇らしく、そして嬉しかったこと!
しかし、何と言っても一番大きな感動は
初めて外国へ行った時のこと
それは、初めての経験だから、という意味もあるけれど
初めて、大きな夢を実現させたことの喜びから来ていたのだと思う
あの驚きと感動以上の経験は他にない
アメリカに行きたい行きたいと憧れて
中学生の時からそれに向けて毎日を過ごしていた
そして、高校生になってもアメリカに行きたい行きたいという
思いは消えずに、チャンスを待ちながらも、それに向かって行動した
私は頭の中に、私の素敵な外国を創り上げていた
そして、ついに夢を叶えてアメリカへ上陸した時
まるで、映画の世界に入ってしまったような
架空の想像の世界を旅しているような
そんな不思議な感覚を楽しんだ
だけど、私が憧れて、想像の世界で創りあげていた世界と
現実のアメリカは当然違うものだったから
だから、3ヶ月すると、目が覚めて(やっと)
今度は喘息よりも、何よりも一番苦しい病気だと思った
【ホームシック】に襲われたのでした
しかし、何はともあれ
あの経験以上に、心を動かされたことは
それ以前にも、それ以後にもない
どこの国へ行っても、驚きや喜びはあるけれど
あの時に味わった感動は巻き起こらない
多分、私が宇宙を旅行しなければ
あの時以上の感動を味わうことができないのだと思う
なんでも、慣れてしまうと
当たり前なことになり、初めての時の感動なんて
全然なくなってしまう
年をとるにつれ、毎日ほとんど同じことの繰り返しで
新しい経験は少なくなる
残念だけど、毎日驚きの連続を生きる
目をキラキラさせている子供のようにはいかない
と、思うでしょ?
でもね、私は一つ気がついたことがあるのでございます!
毎日をドキドキしながら生きる方法が一つあったのです
それは
『恋をすること!』
恋に落ちると幾つになても、多分ドキドキして
目はキラキラすると思う
ま、そうかもしれない…
でも、恋もやっぱり慣れるでしょ?
結局、どんな素敵な王子様だって、時が経つと
普通になってしまうものだと思います
だから、それを恋に求めるのは、ダメだ!
そうじゃなくてね、私が見つけた方法は
『想像すること!そして、創造すること!』
これは絶対に、慣れることがないのです
ふっと浮かんだアイディアを、文章にしたり
絵に描いたり、映像にしたり、作曲したり
料理を創ることも同じことじゃないかな
とにかく、創造するということは
毎回が、新鮮で
飽きる、ということがないのです
私が小学生の時
大好きでワクワクして大いに楽しんでいた
あの図工の時間を
私は今も毎日持っていて、楽しんでいる
何かを創るというのは、やっぱり楽しい!
とても楽しい!
毎日なんて楽しいのだろうって思いながら
暮らしていけたら、いいでしょ?
恋する相手を見つける必要はないし!
自分の頭と手を使うだけで
子供のように、このワンダーランドで
死ぬまで遊びまわることが出来るのでございます!
これは、生きていく上で
最高に楽しいことじゃない!
って、最近つくづく思うのです
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【きょうのヒント】
なんだか、話がどんどんずれて行ったけれど、どこまでずれるのか?って
見届けるのも面白いから、横にずれたものを今回は戻さないで
そのまま書き続けてみたのですが
さて、今回のヒントは、Soho Carnaby Stをちょっと入った道
チョコレート好きの貴方には、オススメ!
ホットチョコレートを頼むと、贅沢に出してくれるの!
【前回のこたえ】
Bar Italia
22 Frith Street, London W1D 4RF
opening hours: Mon – Sun 7:00 – 5:00
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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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