大きなワニが私を見ている

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cafevisit


Waterlooの駅で友人と待ち合わせをしていた時
彼女の電車が遅れたので、40分時間をつぶすことになった

こういう時、貴方だったら何をして40分過ごす?
本屋に行く?私もそれはよくする

だけどこんな時こそ、駅の近くのちょっといいcaféを探す
というのが申し分ない過ごし方!

友人は電話の中で「申し訳ない!」と言ってたけれど
私にとって、これは今日のラッキーなオマケ

「大丈夫だから!気にしないで!」
と、彼女に言ったのは、だから勿論本心からでした

Waterloo駅のの立派な出口を出て左に行きテムズ川に向かう
すると目に入ったのは、川の手前にあった教会
そして何か良い匂いがすると思ったら
教会の入り口に赤いテントのストリートフード屋さんが2、3あって
そこにcaféもあったのです
数段上がった陽の当たる気持ちの良さそうな所に
テーブルと椅子が並んでいて、学生っぽいグループと
ビジネスマン風の2人がランチを食べていた

「あら、なんだか楽しいところ」

と、思った時、テントに書かれた、【エチオピアのcafé】が目に入り
それに惹かれて、私はここで40分時間をつぶすことにした

エチオピア…アフリカ大陸にはまだ行ったことがないけれど
ジブラルタルで丘に登った時に、初めて私は海の向こう側に
ぼんやりとしたアフリカ大陸を見た
あの向こう側には巨大なアフリカ大陸が続くのかと想像すると
なんとも感慨深いものでした

それは、高校生の時に飛行機の上から
アメリカ大陸を初めて見た時と同じように感動的なことで
あれ以来、遠くに見えたあのアフリカ大陸が気になってしょうがない

前世がもしあったら(私はあるのだろう、と信じているけれど)
貴方は、どんな人だったか想像出来る?

私は、ふっとした時に判ったことがある

「きっと、職人だったに違いない!」

ということと

「アフリカで、木を削って動物を作っていたに違いない!」

この2つ人生の感覚が、私の現在の生活の中で時々
現れるような気がする

私は、職人のように、いくつも同じものを繰り返し
制作することが、全く面倒だと思うことなく
それを、楽しんでやっているし

一方なんだか、アフリカの木工芸に惹かれるし
私は、木を削ることが無性に好き
鉛筆を削り出したら止まらなくて、私にのデスク周りにある
色鉛筆を含め全部の鉛筆がピン!と、とんがる
そして、30年前にフランスで初めて北アフリカ料理を食べた時に感じた

「あ、この味だ!私が探していたのは!」

と、感じたことを思い出すと
この私の想像は、間違っていないと思うのです

だから、今回もエチオピアという文字を見ただけで
私のcaféは決まってしまったというわけ

こういうふうに、理由は分からないけれど、なんだか惹かれるとか
惹かれ合う、というのはよくある事
やっぱり、それは過去生とつながっているからなのだろうか?

そういうことを、想像すると楽しくなる

想像するっていうのはなんて楽しい事なのでしょう
それは、見えないものを、見えるようにする作業だから
絵を毎日描いている私にはお得意の事で
想像することは、習慣になっている

例えば、地下鉄に乗っても、前にいる座っている人が
どんな家に暮らしているのだろう?どんな部屋なんだろう?
どんな仕事をしているのだろう?

そんなことを、すぐに想像してしまったり

私が今座っている前方にアームチェアーが見える
さて、あの椅子の後ろ側には何がいるのだろう?
やっぱりワニだった!と、大きなワニが私を見ている姿を
想像したり

とか…

そんな風に、
見えるものだけを見ている生活から
見えないモノも見る生活に変えると
日常生活がちょっと楽しくなる

貴方は、エレベーターに乗った時に何か想像することある?

私がよく想像するのは、エレベーターの箱を引っ張る人がいて
すごく遅いエレベーターの時には、それはおじいちゃんとおばあちゃん
スピーディーなエレベーターの時は、筋肉ムキムキのマッチョマン2人

かれらが、エレベーターの箱を引っ張ったり、降ろしたりしていることを
想像すると、イライラしがちな、のろ〜いエレベーターに乗っていても
おじいちゃん!おばあちゃん!頑張って!と、言いたくなってくる

想像するというのは、楽しく時間を過ごすポイントになる

過去生に話を戻して
私のキャラクターのダイルクロコダイル氏について、思うと
完璧に、彼の過去生はイギリス紳士だ

ワニなのに、そりゃあ、彼の努力があったとは言え
あそこまで、イギリス紳士になりきれてしまうなんて…
やっぱり、それは過去生につながっているからなのでしょう

見えなかったキャラクターも、想像するとどんどん見えるようになって
その世界は広がっていき、彼の過去生まで知るようになる

想像して頭の中で遊んでいると、時はあっという間に過ぎてしまう

caféを探すほかに、時間をつぶす良い方法はつまり
あそこに見える木の後ろ側の事を想像すること

きっと、木の裏側には、驚くような世界が広がっているはずだから
友人を待つ40分なんて、あっという間に過ぎてしまう

th_waterloo

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【きょうのヒント】
⬆︎に書いたように、Waterloo駅の立派な門を出て左に
きっとすぐにその教会が見えるはず。

島田カオルのキャラクターの一人、ダイルクロコダイル氏について
http://www.kaorushimada.com/jchar_new.html

【前回のこたえ】
Caffe In
3 Shepherd Street
Mayfair London W1J 7HJ

 

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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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