30年来の夢が叶う話【後編】

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cafevisit


さて、今回は100回目のカフェビジットの続きで
島田カオルの30年目にして、ついに叶った夢のお話でございます…

20歳から24歳になるまでの4年間をパリの時代と呼んでいたように
私は、当時東京に6ヶ月、パリに6ヶ月という気ままな暮らし方をしていました

パリにいるときは呑気に毎日好きなことをして過ごし
フランス語を学んだり、絵を描いたり、一日中本を読んでいたり
アーティストのアトリエで午後を過ごしたり、画廊や美術館巡りをしたり、映画を観たり
蚤の市を探索したり、カフェで友達とおしゃべりしたり、パーティーに行ったり
穴蔵クラブで踊っていたり、田舎へ遊びに行ったり

とにかく、毎日自由気ままに好きなことをして、遊んでいた日々
それは、まさしく私の人生バカンスだったのです

だけど、エネルギーに満ち溢れている若い遊び人だった私も
だんだん、その生活に退屈して来たのでしょう

4年が過ぎた頃、そろそろ真面目に人生に向かい合うべきかも…
と、考え始め

パリで展覧会をやってみたい!
と、夢見ながらも私は東京に戻って来たのです

東京に戻るとイラストレーターの仕事を始めようと思い
マスコミ関係で働いている友人知人に声を掛け、仕事を回してもらうようになりました

そして同時に、スペインから戻ってきたアーティストの間島領一のアシスタントも始め
彼の大きな仕事を色々手伝うことになったのです
六本木のハードロックカフェやスパーゴの壁画等がその仕事

真夏の炎天下で、ハードロックカフェの壁に脚立に上り指示されながら
色を塗る作業をしている時には、頭がクラクラして倒れそうになったことを覚えている
でも、楽しかった

そして、その中の一つが銀座松屋一階の大きなウィンドウディスプレイの仕事
空間をプロデュースするその仕事が面白くて
私も、自分の世界をギャラリーだけではなく、もっと不特定多数の人が見てくれる
こういう場所で広げられたら、なんてイイのだろう
そんなことを思って、また夢を見ていたのです

でも、今思えばその頃の私にはその力も経験も自信も何もなかったから
その願いは叶うはずなかったのでしょう

そして、そんなこと、すっかり忘れた30年後の今年になって
やっと機は熟した、というのでしょうか?

ウィンドウディスプレイのお仕事が私のところに舞い込んで来たのです!

th_Polpo

私はロンドンでイラストレーターズエージェントにも登録していないし
最近は、営業活動もしていないから
昔も今も仕事はもっぱら友人知人からの紹介というカタチが多い

このウィンドウディスプレイのお仕事も
友達を通じてある日突然私のところへ入って来た

彼女は、私の長年の友人と
家族ぐるみで親しくしている香港出身のお嬢様、キャンディー
私がキャンディーと会ったのは、5年ぐらい前に一度東京で
その後彼女がパリに留学中、ロンドンに遊びに来た時に朝食に招待した
キャンディーとは、そんな浅いお付き合いしかしていないのに

去年の10月、パリでウィンドウディスプレイが出来る
アーティストを探していた彼女の友人に
私のことを推薦してくれたのでした

10月に話が来た時から、物事がゆっくりと進み
1月にロンドンで開催した個展をパリから観にきてくれた
アートディレクターとの最終ミーティングで

憧れていたあの【ウィンドウディスプレイ】の仕事を
あの【パリ】ですることが決定したのです

ふっとした思いで願いを掛けた時から、いろいろなところに繋がって
30年も経ってから、ついにカタチになることだってあるのだから

本当に、どこでどうなって繋がっていくのか
全く想像すらできないことが、こんな風に世の中には起こるのです

願った私はすっかり忘れていたこの30年という長い間
宇宙のエネルギーは、私の掛けた願いの実現のために動いてくれていた
と言うこと…

私は【夢は願えば叶う】ということを、子供の時から信じていた

どれだけ年月が掛かっても、動きを止めない限り

絶対に、夢は叶うのだ

こんな風に、信じることができるように育った私は
とても、幸福だと思っている

でもこれは誰にでも起こること

であるから、貴方にもついつい言いたくなってしまう

ここでもしつこい!と思われても
やっぱり、書きたくなってしまうのだ

私は息子達に対しても、いつもそんなことを呟いていたと思う
子育てをした、という覚えはあまりないのだけれど

「夢を見つけて、夢に向かって生きるように」

と、こんなことだけは、彼らが保育園に通っている時から
毎日言い聞かせていたことを覚えている

だから貴方もぜひ!
夢を諦めないで、願い続けて!

さて、次の新月は2月28日
さあ、一緒に願いを紙に書き出しましょう

10個まで
現在完了形で
最後は感謝の言葉で締めくくり

そして、それはもう叶ったと信じて
その紙は丸めてポイっとゴミ箱に捨てるのですって!

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【きょうのヒント】
さて、今日のヒントは Smithfield Market からすぐのお店
でもね、ここ実はカフェじゃなくて、ベネチアンレストランです。
日曜日の午後、夫とお散歩中に見つけたお店で
外から見たら、とにかく入りたくなってしまった処
家族づれ、友達同士、恋人同士、ご近所さん達、で一杯の
とっても幸せなオーラに溢れている、雰囲気のイイお店です

そうそう、入り口にはバーがあるので、そこに座って
カンパリでも飲みながら夢のリストを書き出す

ウッフッフ
これって、なんといいアイディアでしょう!

貴方も是非、行ってみてね

【前回のこたえ】
Workshop Coffee, Clerkenwell Cafe
27 Clerkenwell Road, London EC1M 5RN

P.S)100回記念バッグプレゼントにご応募どうもありがとう!
早い者勝ちだと、不公平だったので、厳選なる抽選の元に
3人から4人へと、プレゼント枠もちょっと増やして、当選者を決めました
当選された方にはメールでの通知とともにバッグを発送させていただきます

これからも、200軒目を目指してカフェビジット行きますよ~!

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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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